カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属
order PODICIPEDIFORMES Family PODICIPEDIDAE PODICEPS

アカエリカイツブリ(赤襟鳰)Podiceps grisegena Red-necked Grebe

L40〜50cm W77~85cm
留鳥及び冬鳥
湖沼、沿岸、河口
【1】夏羽。2005.6.28北海道幌延町にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
赤茶色の首と灰色の顔のコントラストが綺麗な、大型のカイツブリ類。
■形態
雌雄同色。夏羽では額から後頭にかけて黒く、短い冠羽が後頭にある。顔は灰色で、頸から胸、脇が赤褐色。上面は黒褐色で、飛ぶと次列風切、小雨覆い、小翼羽の前縁が白く目立つ。腹から下は白い。嘴は黒っぽく、基部は黄色。
冬羽では頸から脇は灰白色になる。
幼鳥は顔に黒い縞模様が入る。
■繁殖
マコモなどの密生した湖沼の浅瀬に、水草を積み上げて皿状の浮き巣を作る。産卵期は6〜8月で、通常3〜6個産卵する。抱卵日数は21日位。
■鳴き声
繁殖期に「ウァーウァー」等と大きな声で鳴き交わす。
繁殖期には「キリッキリッキリッ、キリリリリ」と言った高い声で鳴いて縄張りを宣言する。「ピッピッ」「フィリリリ」等とも鳴く。
■亜種
日本には亜種アカエリカイツブリ(P.g.hoiboellii)が分布する。
■分布
ユーラシアと北米大陸の亜寒帯に広く繁殖し、日本では北海道で繁殖している他は、冬鳥として九州以北に渡来する。
■福岡での事例
福岡では冬鳥。
【今津】大原海水浴場海上で冬季観察。

【2】夏羽。2005.6.28北海道幌延町にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】夏羽。2005.6.28北海道幌延町にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.11.04改