ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属
order FALCONIFORMES Family FALCONIDAE FALCO

チョウゲンボウ(長元坊)
Falco tinnuculus Common kestrel

L♂33cm♀38.5cm W68〜76cm
留鳥又は冬鳥
山地の崖・農耕地
【1】オス。2001.12.30前原市富にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990 。
停空飛翔(ホバリング)をよくして獲物を狙う、尾の長いハヤブサ類。
■形態
雄は頭頂、顔、後頸で青灰色で、目の下に黒いヒゲ状の斑があり、目の後方にも黒い過眼線がある。背面は黒斑のある茶褐色で、腰から尾にかけては青灰色で、尾先に太い黒い横帯がある。喉から下は淡い黄褐色で、胸から腹にかけて暗褐色の縦斑がある。蝋膜、アイリング、足は黄色。
雌は雄の青灰色の部分が黒斑のある茶褐色。
■繁殖
山地の崖で繁殖し、冬場は農耕地やアシ原、河川敷などに出てくる。
■亜種
日本に分布するのは亜種チョウゲンボウ(F.t.interstinctus)。
■分布
ユーラシア大陸の亜寒帯から亜熱帯、アフリカで広く繁殖する。日本では本州中部以北で繁殖し、冬鳥として全国に渡来する。
■福岡での比例
福岡では冬鳥で10〜3月頃見られる。
【室見川】河口から小田部大橋までの流域及び付近の住宅街で観察。
【今津】太郎丸、田尻などの農耕地にて観察。

【2】オス。青灰色の尾羽の先端は太い黒帯となる。2001.12.30前原市富にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990 。

【3】オス。2003.1.3福岡市千里にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】オス。ホバリング。2002.3.9今津工場裏にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【5】オス第1回冬羽。頭部に青灰色の成鳥羽が出はじめている。2004.12.21今津太郎丸にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【6】オス第1回冬羽。頭部には青灰色の成鳥羽が出ているが、尾は幼羽のまま。2002.11.1熊本県横島干拓にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【7】オス第1回冬羽。尾羽に灰色の成鳥羽が出ている。2004.12.21今津太郎丸にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【8】オス第1回冬羽。ホバリング。尾羽に2枚灰色の成鳥羽が見え、腰も灰色になっている。2004.12.24今津田尻農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【9】バッタを捕まえたメス。2001.11.7今津太郎丸農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【9】メス。2003.10.7今津太郎丸農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2015.09.02改