ハト目ハト科キジバト属
order COLUMBIFORMES Family COLUMBIDAE STREPTOPELIA

ベニバト(紅鳩) Streptopelia tranquebarica Red Collared-Dove

L23cm
数少ない旅鳥
平地の草原、農耕地・人家周辺の林
【1】オス。2009.12.13台湾台北市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。
青灰色と紫褐色の綺麗な、日本では最小のハト類。
■形態
雄は頭部と腰が青灰色で、後頚に黒い横線があり、背と翼上面は紫褐色。初列風切と雨覆は黒褐色。尾羽は中央尾羽1対が淡灰色で、外側5対が灰黒色で、内弁先端と外弁が灰白色。胸から腹は淡紫褐色で、下尾筒はさらに淡い。嘴は灰黒色で、虹彩は暗褐色。脚は暗灰色。
雌は雄に比べ赤味がなく、全体が灰褐色。
■特徴
非繁殖期には群れで行動する。
■鳴き声
「ゴッゴロー」と鳴く。
■亜種
日本に渡来するのは亜種ベニバト(S.t.humilis)。
■分布
インドから東南アジア、中国中部、南部、台湾に分布し、北方のものは、冬季南へ渡る。日本では数少ない旅鳥又は冬鳥として本州、四国、九州、日本海の離島で記録があるが、南西諸島では毎年出現している。
■福岡での事例
福岡でも数少ない旅鳥として記録がある。

【2】オス。2009.12.13台湾台北市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【3】メス。2009.12.13台湾台北市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2010.02.15