フクロウ目フクロウ科コノハズク属
order PROCELLARIIFORMES Family STRIGIDAE OTUS

リュウキュウコノハズク(琉球木葉木菟)
Otus elegans Elegant(Ryukyu) Scops-Owl

L22cm
留鳥
平地から山地の林
【1】2003.7.20鹿児島県奄美大島にて撮影。NICON COOLPIX4300+TC-E3 ED。
コノハズクによく似た南西諸島に棲息する小型のフクロウ類。
■形態
雌雄同色。全体が細かい模様のある黒褐色で、灰色身の強い個体や、赤味の強い個体などがある。嘴は黒く、虹彩は黄色。足指には羽毛がない。
雌は雄より一回り大きい。
■特徴
コノハズクとは鳴き声が明らかに違う。
■鳴き声
雄は「コホッ コホッ」と1音ずつ区切るようにして鳴き、雌は「キュァ」と鳴く。
■亜種
日本には奄美諸島、琉球諸島に分布する亜種リュウキュウコノハズク(O.e.elegans)と、大東諸島に分布する亜種ダイトウコノハズク(O.e.interpositus)がある。
■備考
本種は最初コノハズクの1亜種とされたが、その後セレベス島周辺に棲息するセレベスコノハズク(Otus manadensis)の1亜種と考えられ、最近は独立種として位置づけられている。従って図鑑によりセレベスコノハズクとされているものもある。
■分布
福岡県沖ノ島と、奄美大島以南の南西諸島に留鳥として分布。
■福岡での事例
福岡では玄界灘の沖ノ島に留鳥として棲息していることになっているが、詳細不明。
【小呂島】渡りの時期に観察例がある。

2003.7.20鹿児島県奄美大島にて撮影。NICON COOLPIX4300+TC-E3 ED

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.11.28改