チドリ目カモメ科カモメ属
order CHARADRIIFORMES Family LARIDAE LARUS
ワライカモメ(笑鴎)
Larus atricilla Laughing Gull
L40cm W103cm
迷鳥
干潟・河川・湖沼
【1】冬羽。2002.9.19東京都六郷干潟にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
日本では2000年6月に初めて観察された、まれな迷鳥。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭部は頭巾をかぶったように黒く、眼の上下に白く縁取りがある。背から翼は濃い青灰色で、翼は長く、尾羽より、明瞭に突出する。尾は白い。頸からの下面は白い。嘴は赤く、長く見える。足は暗赤色。
冬羽では額は白くなり、目の後方にごま塩状の黒斑がある。嘴と足は黒っぽくなる。
■分布及び観察できる時期
アメリカ東洋岸、カリブ海沿岸で繁殖地し、北のものは中米、及び南米北部沿岸にて越冬する。日本にはまれな迷鳥として、2000年6月に硫黄列島硫黄島、9月に愛知県で観察され、2002年5月銚子、9月東京などで観察されている。
■福岡での事例
観察例はない。

冬羽。嘴先端に赤い部分が残っている。2002.9.19東京都六郷干潟にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2011.9.3改