チドリ目ウミスズメ科ウミスズメ属
order CHARADRIIFORMES Family ALCIDAE SYNTHLIBORAMPHUS

ウミスズメ(海雀)Synthliboramphus antiquus Ancient Murrelet

L24〜27cm W40〜43cm
留鳥又は冬鳥
海上
【1】冬羽。2006.2.9佐賀県唐津市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。
冬に沖合の海上で見られる薄いピンク色の嘴のウミスズメ類。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭から喉は黒く、目の上から後頭にかけて白い飾り羽根がある。頬から側頸、胸から下は白い。背からの上面は灰黒色。嘴は短く、薄いピンク色で基部は黒い。足は青白色。
冬羽では頭部の白い飾り羽根はなくなり、喉、目の後方も白くなる。
■特徴
海岸によってくる事は稀だが、あまり人を恐れない。飛び立つ時はかなり助走距離が必要。
■採餌
潜水して小魚、甲殻類、貝類等を捕らえて食べる。
■繁
殖草地に浅い穴を掘り営巣する。通常2個産卵する。日本での繁殖地では個体数が少ないが、北方の繁殖地では大きなコロニーを作る。
■鳴き声
「チッチッチッ」「ツツツ」という細い声で鳴く。越冬期でも「チッチッチッ」と細い声で鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
中国遼東半島、朝鮮半島南部、沿海州、サハリン南部、千島列島、アリューシャン列島、アラスカ南部で繁殖し、周辺海域で越冬する。日本では東北地方北部以北では留鳥、九州北部以北で冬鳥としてみられる
■福岡での事例
福岡では冬鳥で11月〜4月頃沖合いで見られる。

【2】1と同一個体。胸に油汚染が見える。冬羽。2006.2.9佐賀県唐津市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。

【3】1と同一個体。冬羽。潜水して小魚を捕まえた。2006.2.9佐賀県唐津市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。

【4】1と同一個体。冬羽。2006.2.9佐賀県唐津市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。

【5】1と同一個体。冬羽。2006.2.9佐賀県唐津市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2011.9.6改