チドリ目カモメ科カモメ属
order CHARADRIIFORMES Family LARIDAE LARUS

ウミネコ(海猫) 
Larus crassiirostris Black-tailed Gull

L44〜47mW126〜128cm
留鳥又は冬鳥
海岸・港・河口
【1】夏羽。2002.2.15今津海洋センター前にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990
一年中見られる、ミャアミャアと集団で鳴く中型のカモメ。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭部から頸、体下面は白く、尾には黒い帯がある。背と翼は青灰色で、初列風切の先はほとんど黒く、先端がわずかに白い。足は黄色。嘴は長く、根元が黄色で、先端部が黒、赤の順の色。虹彩は淡黄色。まぶたは赤い。
冬羽では頭部に灰褐色の斑が入る。
4年で成鳥羽になる。
■鳴き声
「ミャーオ」または「アーォ」とネコのような声でなく。
■分布
サハリン、南千島、ウスリー、朝鮮半島、中国南部で繁殖する。日本では北海道、本州、九州、伊豆諸島の沿岸で繁殖し留鳥。冬季は南下するものもいる。
■福岡での事例
福岡では留鳥で一年中見られるが、繁殖期は島嶼で繁殖するので数が少なくなる。
【室見川】河口から橋本橋くらいまでの流域で普通に見られる。
【今津】港で普通に見られる。
【大濠公園】池の棒杭などに止っているのが観察される。

【2】冬羽。2002.10.27今津浜崎漁港にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】尾には黒い帯がある。冬羽。2002.10.29糟屋町新宮港にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】幼羽。殆ど磨耗していない。2005.7.16福岡県二丈町深江にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990

【5】磨耗した幼羽。2002.10.29糟屋町新宮港にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990

【6】非常に摩耗した幼羽または第1回夏羽。2003.8.20室見川愛宕にて撮影。 Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【7】第1回冬羽。2005.12.13室見川小田部小学校横にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【8】第2回冬羽。2002.2.15今津海洋センター前にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【9】第2回冬羽。2005.12.9室見川小田部小学校横にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【10】第3回冬羽。2002.2.17室見川小田部小学校横にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【11】白化個体。2005.10.26室見川小田部小学校横にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2006.9.6改