チドリ目セイタカシギ科ソリハシセイタカシギ属
order CHARADRIIFORMES Family RECURVIROSTRIDAE RECURVIROSTRA

ソリハシセイタカシギ(反嘴背高鴫)
Recurvirostra avosetta Pied Avocet

L42〜45cm W77〜80cm
数少ない冬鳥
干潟・埋めて地の水たまり
【1】2008.2.1沖縄県豊見城村にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
上に大きく反った長い嘴をもった白黒のスマートなシギ類。
■形態
雌雄同色。目の上の頭部から後頸が黒く、肩羽、小・中雨覆、大雨覆の外側と初列風切が黒く、その他は白い。黒い嘴は細く長く、上に反っている。足は長く青灰色。
幼鳥や若鳥は黒い部分が褐色味を帯び、背などの一部が灰褐色。また、足も褐色味を帯びる。
■採餌
水中で嘴を左右に振り餌を採る。
■亜種
亜種はない。
■備考
和名が長いのでアボセットと英語名で呼ばれる事が多い。
■分布
イギリス、ヨーロッパから黒海沿岸、中央アジア、南アフリカなどで繁殖し、北部のものは冬季ヨーロッパ南部、アフリカ、インド西部、中国南部で越冬する。日本では数少ない旅鳥、又は冬鳥として北海道、本州、九州、沖縄島、石垣島で記録がある。
■福岡での事例
福岡では少ない旅鳥として2000年秋から冬にかけて和白で見られた。
【和白】人工島や和白干潟で観察されている。

【2】1と同一個体。2008.2.1沖縄県豊見城村にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】2002.11.10鹿児島県国分市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】3と同一個体。雨覆や初列風切部の黒色部が分かる。2002.11.10鹿児島県国分市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【5】若鳥。頭部がまだ完全に黒くない。2013.11.27沖縄県糸満市にて撮影。Nicon D7100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2017.04.24改