チドリ目ミヤコドリ科ミヤコドリ属
order CHARADRIIFORMES Family HAEMATOPODIDAE MAEMATOPUS Linnaeus
ミヤコドリ(都鳥)
Haematopus ostralegus Eurasian Oystercatcher
L40〜47.5cm W80〜86cm
冬鳥
干潟・砂浜・岩礁
【1】2004.12.26和白にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
白黒の体に赤く長い嘴が目立つ水鳥。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭部から胸、体上面は黒く、側胸、腹から下尾筒は白い。翼は初列大雨覆、大雨覆、次列風切の一部が白く、飛翔時に太い白い翼帯となる。腰は、上尾筒、尾の基部は白く、尾先は帯状に黒い。嘴は長く橙赤色。虹彩及び足も橙赤色。
冬羽では脚はピンク色になり、嘴の先端が黒くなる。
■採餌
貝やゴカイ類をよく食べ、嘴は縦に平たく、二枚貝をこじ開けるのに適している。
■亜種
日本に渡来するのは亜種ミヤコドリ(H.o.osculans)。
■分布
ヨーロッパ、カムチャッカ半島、東アジア北部で繁殖し、アフリカ、中東、インド、中国南部で越冬する。日本では数少ない冬鳥として全国で記録がある。
■福岡での事例
福岡では冬鳥で、和白周辺では毎年越冬し9〜4月に見られる。
【室見川】2004.11〜12マリナタウン人工海浜の離岸堤で休息しているのが観察された。
【和白】干潟。和白干潟はミヤコドリの越冬地として有名。

【2】2004.11.30室見川マリナタウン人工海浜にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500 。

【3】2004.11.30室見川マリナタウン人工海浜にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500 。

【4】採餌。2001.4.6和白干潟唐原川の西側にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【5】腰は白い。2004.11.30室見川マリナタウン人工海浜にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【6】第1回冬羽?。上面に褐色味があり、白い羽縁がある。2005.11.4室見川マリナタウン人工海浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【7】第1回冬羽?。6と同じ個体。2005.11.4室見川マリナタウン人工海浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2011.9.4改