チドリ目シギ科ダイシャクシギ属
order CHARADRIIFORMES Family SCOLOPACIDAE NUMENIUS

ホウロクシギ(焙烙鴫)
Numenius madagascariensis Far Easten Curlew

L53〜66cm W110cm
旅鳥
干潟・湿地
【1】2001.4.13和白干潟にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990 。
下に湾曲した20cm近くにもなる長い嘴を持つ大型のシギ類。
■形態
雌雄同色。全身淡褐色で、黒褐色の縦斑が密にある。長く、下方に湾曲した嘴は黒く、下嘴基部は肉色。足は長く、黒褐色。
幼鳥は嘴が短く、前頸からの下面の縦斑が細かく、淡色。足も鉛色。
ダイシャクシギと同様の姿をしているが、ホウロクシギは腹から下尾筒にかけても白くないので判別できる
■特徴
ダイシャクシギより淡水域に入るようだ。
■採餌
長い嘴を泥の中に突立て、大型のカニを捕える。捕まえたカニは足をもいで胴体だけを飲込む。
■繁殖
2〜3つがいで小さなコロニーを作り小高いところの地表に営巣する。通常4個産卵する。
■鳴き声
飛び立つ時などに「ホーイーン」「ギョイーン」と聞こえる大きな声で鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
ウスリー、カムチャッカ等で局地的に繁殖し、ニューギニア、オーストラリアで越冬する。日本には旅鳥として春秋に渡来する。
■観察できる場所
福岡でも旅鳥で、3〜5月と8月〜10月に見られる。
【今津】瑞梅寺川河口の干潟で観察。
【和白】干潟で観察。

【2】2005.4.6今津太郎丸農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】2003.3.29今津瑞梅寺川河口にて撮影。Swarovski ATS65HD(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】幼羽。2004.9今津田尻にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。

【5】幼羽。2003.9.6今津田尻にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【6】翼の裏がダイシャクシギのように白くない。幼羽。2003.9.6今津田尻にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990 。

【7】腰は白くない。2014.9.23今津元浜にて撮影。 Nicon D7100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2014.9.30改