チドリ目カモメ科アジサシ属
order CHARADRIIFORMES Family LARIDAE STERNA

ハシブトアジサシ(嘴太鯵刺)
Gelochelidon nilotica Gill-billed Tern

L33〜43cm W85〜103cm
まれな旅鳥
干潟・河口
【1】夏羽。右は冬羽。2001.10.21豪州ケアンズにて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
黒く太い嘴が特徴のアジサシ類。
■形態
雌雄同色。夏羽では額から頭頂、後頸が黒く、背や翼は淡い青灰色。初列風切先端は黒い。尾は白っぽく切れ込みの浅い凹尾。嘴は黒く太い。足は黒く、アジサシ類では長い。
冬羽では頭上は白くなり、目の後方に黒斑が出る。
■特徴
採餌方法が他のアジサシ類とは違うため、飛び方もカモメ類のような飛び方で、ダイビングをすることは少ない。
■採餌
カニ等の甲殻類を好み、つまむように採餌する。
■分布
ヨーロッパ南部から中央アジア、中国東部、オーストラリア、北アメリカ南部、南アメリカ北部で繁殖し、非繁殖時期はアフリカ、中東、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド、中央アメリカ、南米等に棲息。日本にはまれな旅鳥として本州以南で記録がある。
■福岡での事例
福岡でもまれな旅鳥として記録がある。

【2】冬羽。2001.10.20豪州ケアンズクロコダイルパークにて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】冬羽。2001.10.20豪州ケアンズクロコダイルパークにて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2016.9.29改