チドリ目シギ科タシギ属
order PROCELLARIIFORMES Family SCOLOPACIDAE GALLINAGO

チュウジシギ(中地鴫)
Gallinago megala Swinhoe's Snipe

L27〜29cm W47〜50cm
旅鳥
水田・湿地・蓮田
【1】成鳥。2005.9.5今津元浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
オオジシギに似た、オオジシギより小さいジシギ類。
■形態
雌雄同色。クリーム色の頭央線、眉斑、黒色の側頭線、過眼線がある。嘴基部の過眼線の幅はその上の眉斑より狭い傾向がある。肩羽の内縁、外縁とも等幅のクリーム色の羽縁がある。黒い初列風切が三列風切より突出する傾向がある。胸から下は淡褐色で黒褐色の横斑があり、腹中央は白い。黒い嘴は長い。尾羽は18枚から26枚で、通常20枚。外側尾羽の6〜8対は、幅が2〜4mmと細い。
幼羽では肩羽の等幅のクリーム色の羽縁が先端でも切れていない。
■特徴
ハリオシギ、チュウジシギ、オオジシギのジシギ類は非常に良く似ており、野外での識別はかなり困難だとされる。チュウジシギはオオジより小さく、ハリオより大きいため、より識別が難しいと思われる。
■鳴き声
飛んで逃げる時には「ジャッ」と鳴いて飛び立つ。
■亜種
亜種はない。
■分布
シベリア中部バイカル湖周辺で繁殖し、インド、東南アジア、中国南部、オーストラリア北部で越冬する。日本では旅鳥として春秋に全国に渡来する。南西諸島では少数が越冬する。
■福岡での事例
福岡では旅鳥で4〜5、8〜9月頃に見られる。
【今津】周辺農耕地で観察。

【2】2003.9.3今津田尻耕地にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】1と同一個体。尾羽は通常20枚。2005.9.9今津元浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【4】2006.8.24今津工場裏にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【5】4と同一個体。2006.8.24今津工場裏にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【6】2008.9.4今津工場裏にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【7】6と同一個体。2008.9.4今津工場裏にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2011.8.26改