チドリ目カモメ科アジサシ属
order CHARADRIIFORMES Family LARIDAE STERNA

アジサシ(鯵刺)
Sterna hirundo Common Tern

L37〜43cm W94〜110cm
旅鳥
干潟・海岸
【1】亜種アジサシ。2001.5.19千葉県谷津干潟にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990
黒い頭と黒い嘴の中形のアジサシ類。
■形態
雌雄同色。夏羽では額から頭上、後頸が黒く、頬から頸は白い。胸から下は淡灰色で、下に行く程濃くなる。背から翼は灰色で、上尾筒と尾は白い。尾は切れ込みの深い燕尾で、外側は黒く、制止時翼端より突出しない。嘴は細長く黒く、足は黒または赤。足が赤いものは亜種アカアシアジサシに似るが、亜種アカアシアジサシは背や翼の色が淡く、足はより赤い。また嘴も赤く先端が黒になる。
冬羽では額は白く、下面も白くなる。
■採餌
低空飛行から垂直にダイビングして魚を捕らえる。
■分布
ユーラシア大陸と北米大陸の温帯から亜寒帯で広く繁殖し、冬季はアフリカ、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、中米、南米の沿岸で越冬する。日本には旅鳥として春と秋に全国に渡来する。
■福岡での事例
福岡では少ない旅鳥で4〜5月、8〜10月頃見られる。亜種アカアシアジサシも福岡で記録がある。

【2】亜種アカアシアジサシは嘴が赤い。2013.9長崎県宇久島にて撮影。Nicon D7100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【3】亜種アカアシアジサシは脚も赤い。2013.9長崎県宇久島にて撮影。Nicon D7100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【4】腰は白から尾は白く、尾はあまり長くないが、深い燕尾。亜種アカアシアジサシ。2013.9長崎県宇久島にて撮影。Nicon D7100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【5】亜種アカアシアジサシ。2013.9長崎県宇久島にて撮影。Nicon D7100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2013.9.13改