ブッポウソウ目ブッポウソウ科ブッポウソウ属
order PROCELLARIIFORMES Family CORACIIDAE EURYSTOMUS

ブッポウソウ(仏法僧)
Eurystomus orientalis Dollarbird

L29.5cm W71cm
夏鳥
低山の針葉樹の大木のあるところ
【1】メス個体。2003.6.8大分県庄内町にて撮影Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。
青緑色の体に赤い嘴のコントラストが綺麗な鳥。
■形態
雌雄同色。頭部、顔は黒褐色で、喉は群青色。体は金属光沢のある青緑色で、初列風切に青味がかる白い大きな斑があり、風切と尾は黒っぽい。嘴と足は赤い。
■特徴
翼は長く、ひらひら飛びながら空中で無視をフライングキャッチする。
■採餌
見晴らしの良い枯れ枝や電線などに止まり、トンボなどの大型昆虫をフライングキャッチする。
■繁殖
産卵期は5〜7月。樹洞や啄木鳥類の古巣に営巣するが、橋桁や電柱、ビルなどの人工物に営巣する事が増えている。通常3〜5個産卵し、抱卵日数は22〜23日。巣立ちまでは約26日。
■鳴き声
「ゲゲッ、ゲゲッ」と鳴く。
■亜種
日本に渡来するのは亜種ブッポウソウ(E.o.calonyx)。
■備考
名前の由来はコノハズクの鳴き声「ブッ、ポウ、ソウ」を、この鳥の鳴き声だと混同されて、ブッポウソウとなった。
■分布
アジア東部から、東南アジア、オーストラリアにかけて繁殖する。日本では夏鳥として九州、四国、本州に渡来する。
■福岡での事例
福岡では数少ない夏鳥で、5〜9月頃見られる。

【2】メス個体。2003.6.8大分県庄内町にて撮影Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。

【3】左メス、右オス。2003.6.8大分県庄内町にて撮影Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。

【3】求愛給餌。右がオス。2003.6.8大分県庄内町にて撮影Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。

【4】飛翔。翼の白班が目立つ。2010.7.22宮崎県高千穂町にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 70-300mm ED VR。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2010.6.10改