アマツバメ目アマツバメ科ハリオアマツバメ属
order PROCELLARIIFORMES Family APODIDAE HIRUNDAPUS

ハリオアマツバメ(針尾雨燕)
Hirundapus caudacutus White-throated Needletail

L19〜21cm W50〜53cm
夏鳥
平地から亜高山の上空
【1】飛翔。2012.9.24長崎県福江市大瀬崎にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。
尾の先端が針のように飛び出した、太めのアマツバメ類。
■形態
雌雄ほぼ同色。頭部からの上面は黒褐色で、頭部や翼には青や緑の光沢がある。三列風切
2枚の内弁は白い。背中央は灰白色。尾は短く、羽軸が針のように飛び出す。額と喉は白く、胸からの下面は黒褐色で、脇から下腹、下尾筒は白い。
幼鳥は脇から下尾筒の白色部に黒褐色の横斑が入る。
■採餌
上空を高速で飛び回りながら、虫を捕る。
■繁殖
樹洞や岩壁の裂目等に営巣し、枯葉等を唾液で固めた皿状の巣を作る。
■繁殖
樹洞や岩壁の裂目等に営巣し、枯葉等を唾液で固めた皿状の巣を作る。
■亜種
日本に渡来繁殖するのは亜種ハリオアマツバメ(H.c.caudacutus)。
■分布
モンゴル北部から中国東北部、沿海州、朝鮮半島、サハリン、及びヒマラヤで繁殖し、冬季はニューギニア南部、オーストラリア東部に渡る。日本では旅鳥として全国を通過し、本州中部以北で繁殖する。
■福岡での事例
福岡でも旅鳥として春秋に見られる。

【2】飛翔。2012.9.24長崎県福江市大瀬崎にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【3】飛翔。2012.9.24長崎県福江市大瀬崎にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【4】飛翔。脇から下尾筒の白色部に黒褐色の横斑が見える。2012.9.24長崎県福江市大瀬崎にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2012.9.27改