ツル目
GRUIFORMES
ラッパチョウ科
Psophiidae
ラッパチョウ属
Psophia (Linnaeus, 1758)

ラッパチョウ(喇叭鳥)
Psophia crepitans Linnaeus, 1758  Grey-winged Trumpeter
L48?56p
熱帯雨林
【1】飼育個体。2020.01.19宮崎県宮崎市、フェニックス動物園にて撮影。
トランペットのように鳴き、灰色の蓑を纏ったような、森の地面を歩く鳥。
■形態
雌雄同色。頭部から尾羽までの上面は黒く、飾り羽状の肩羽と三列風切は灰色で肩羽の基部は褐色味を帯びる。下面も黒く、喉から胸には紫色や緑色の金属光沢のある斑がある。嘴は短く、青みを帯びた黄色。虹彩は暗褐色で脚は青味のある象牙色。
■鳴き声
雄はトランペットの音のように鳴く。
■行動
飛翔能力が退化していてて、めったに飛ばず、飛んでも短距離で、主に歩いて移動する。また、泳ぐことも出来る。 非繁殖期は50羽以上の群になることがある。
■採餌
地面を歩いて果物を採餌し、昆虫類や小型爬虫類も捕食する。
■繁殖
5〜50羽程の集団で樹木の雨露に営巣する。通常3?4個産卵し、集団で抱卵する。卵は白色。
■備考
和名は、雄がラッパのような声で鳴くことから。英名のTrumpeterも同様。
■名前の由来
「ラッパチョウ」の名は、雄がラッパのような声で鳴くことから。英語のTrumpeterも同様
■亜種
3亜種あり、ベネズエラ及びコロンビア南東部からギアナ、ブラジル北部に分布する亜種P.c.crepitans、コロンビア南東部からペルー南東部及びブラジル北西部に分布する亜種P.c.napensis、ブラジル北中央部に分布する亜種P.c.ochroptera
■分布
南米熱帯のアマゾン川・オリノコ川流域に分布。

【2】飼育個体。2020.01.19宮崎県宮崎市、フェニックス動物園にて撮影。

【3】飼育個体。2020.01.19宮崎県宮崎市、フェニックス動物園にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2020/01/19作成