- 雄は赤い額板が綺麗な大型のクイナ類。
- ■形態
- 雄夏羽は全身が灰黒色で、背からの上面は黒い軸斑に淡黄褐色の羽縁がある。嘴は黄色く、上嘴中央から、角のように突き出た額板にかけてが赤い。足は黄緑で長い。
冬羽では全身が黄褐色で、額から頭頂が黒褐色。背からの上面は黒褐色の軸斑に、黄褐色の羽縁がある。下面には黒褐色の細い横斑がある。額板も小さくなり、嘴も赤味がなくなる。
雌は雄冬羽に似ているが、体が小さく額板がない。
- ■鳴き声
- 繁殖期は「カポン、カポン」とくり返し鳴き、通常は「コッ、コッ」「クワッ」、クワッ」と鳴く。
- ■採餌
- バッタ等の昆虫の他に、草の若芽や実も食べる
- ■繁殖
- 6〜9月にイ草や葦の繁みの中等に、枯草で皿状の巣を作る。通常3〜6個産卵する。
- ■特徴
- クイナの仲間では比較的乾燥した場所を好む。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- 朝鮮半島から中国、東南アジア、インドに分布。
日本では八重山諸島では留鳥で、佐賀では繁殖記録もあり、全国各地でも迷鳥として記録がある。
- ■福岡での事例
- 福岡でも迷鳥として記録がある。
【今津】太郎丸の豆畑、二つ池の周辺等で観察された。
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