- 家禽のニワトリのもとになった鳥。
- ■形態
- 雄は体が大きく頭部には鶏冠と肉垂れがあり、首から尻尾まで赤笹色(明るい金からブロンズ)の羽に覆われている。また尾が長く、色は光の加減によって黒から青色の間に見える。雌にはニワトリ同様鶏冠が小さく、
顔は桃色の皮膚が露出しています。また頭頂には鮮やかな赤色の鶏冠(トサカ)、喉には一対の肉垂があります。メスでは鶏冠は小型で赤色は淡く、尾は短くなります。
鳴き声もニワトリに近い。繁殖期には、雄鶏は鳴くことにより、潜在的な繁殖相手をひきつけ、また近くにいる他の雄に対して、交尾争いの危険があることを気づかせるのに役立っている。また交尾争いのために、脚には長い蹴爪をもつ。
- ■行動
- 夜間は樹上などでねぐらをとる。
- ■採餌
- 雑食性で、油ヤシのような栽培されたものを含む昆虫、種子、果物を食べます。
- ■繁殖
- 地上に枯葉や草で営巣する。抱卵や育雛は雌だけが行う。通常4〜6個産卵し、抱卵期間は18〜20日、巣立ちまでは4〜5週。
- ■分布
- 中国南部からフィリピン、マレーシア、タイなど東南アジア熱帯地域のジャングルに分布する。ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアにも
|