- 青い丸班が奇麗な灰色のキジ類。
- ■形態
- 雄は全体が白い小班がある灰黒色で白い羽縁が目立ち、肩羽や尾羽に、白と黒に縁取られた青緑色の丸班がある。尾羽は20-24枚。頭部に灰色の冠羽があり、嘴は黄色。目の周囲は黄色く皮膚が裸出しており、頬から喉は白い。虹彩も白い。脚は黒い。
雌は雄よりかなり小さく、全体に黒味があり、肩羽や尾羽に青緑色の丸班はなく、黒い斑がある。虹彩目録、脚も黒い。
- ■採餌
- 地上を歩きながら種子等の植物質を採餌する他に、小動物も捕食する。
- ■繁殖
- 繁殖期は3~6月で、雄は求愛給餌を行ったり、尾羽を扇状に広げるディスプレイを行う。殆ど巣は作らず、地上の落葉等の上に直接産卵する。通常1~2個産卵し、抱卵は雌のみが行う。
- ■名前の由来
- 別名ハイイロコクジャク。
- ■亜種
- 亜種はない。
ハイナンコクジャク(Polyplectron katsumatae)は独立種となった。
- ■分布
- ヒマラヤ南部(ブータン、アッサム地方)、ラオス北部からベトナム、中国南部に分布する。コクジャク属の中で最も分布の広い種である。
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