キジ目
GALLIFORMES
キジ科
Phasianidae
キンケイ属
Chrysolophus (Gray, JE, 1834)

キンケイ(金鶏)
Chrysolophus pictus (Linnaeus, 1758)  Golden Pheasant
L♂90p 、♀50〜60cm
山地の藪
【1】雄。飼育個体。2019.10.04福岡県、福岡市動物園にて撮影。
オールバックの金色の頭と、赤い胸、長い尾羽の、兎に角派手なキジ類。
■形態
雄は頭部は金属光沢のある黄色で、頭頂から毛髪状の長い冠羽が伸びる。後頸には金属光沢のある橙から黄色の飾り羽があり、黒い羽縁が横縞になる、肩は青色で、黒い羽縁で鱗模様になる。肩羽は紺色で、翼は黒い。背は金属光沢のある黄色で、上尾筒の先は赤い。また、赤く長い飾り羽もある。長い尾羽は褐色で黒色の網目模様や縞模様がある。頸から下は赤い。嘴は黄色で虹彩も黄色。目の周囲には黄色く皮膚が裸出している。脚も黄色い。
雌は全体が黄褐色で黒い横縞がある。虹彩は黒色。脚は褐色。
■行動
長くは飛べず、殆ど地上で生活するが、夜間は樹上をねぐらとする。
■採餌
地上で種や実、葉などの植物を採餌するが、昆虫などの無脊椎動物も捕食する。
■繁殖
繁殖期は4〜6月で通常6〜12個産卵する。抱卵日数は約22〜23日。
■備考
全身が明るい黄色を呈する飼養品種があり、俗に「黄金キンケイ」と呼ばれる。
■名前の由来
英名和名共に金色の雄の羽の色に因る。
■亜種
亜種はない。
■分布
中国南西部からチベット、ミャンマー北部にかけて分布。

【2】雄。飼育個体。2019.10.09福岡県久留米市、鳥類センターにて撮影。

【3】雄。飼育個体。2019.10.09福岡県久留米市、鳥類センターにて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019/12/11作成