- 日本には江戸時代にオランダ船で輸入されたアフリカ原産の鳥。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。
頭部には皮膚が裸出して、額から頭頂は黒く、オレンジ色の骨質の突起がある。顔は青白く、顎には赤い肉垂がある。胴体は黒い羽毛に覆われ白い斑点が入る。
家畜化されたホロホロチョウの羽色は、白、茶色、灰色など様々である。
- ■採餌
- 雑食性で、昆虫類、節足動物、甲殻類、果実、種子等を食べる
- ■繁殖
- 地面を掘り落ち葉や草等を敷いた巣を作り卵を産む。繁殖期になるとオス同士が追いかけあったり争う。メスのみが抱卵を行い、オスはその間別のメスと交尾を行う。雛の世話は雌雄とも行う。
- ■吊前の由来
- 和吊は江戸時代にオランダ船によりポルポラート(porprat)の吊で輸入され、それが「ほろほろあとり《から「ほろほろてい《となったと考えられている。
- ■亜種
- 9亜種ある。
モロッコ北西部に分布する亜種N.m.sabyi、西アフリカからチャド南部とアンゴラ北部に分布する亜種N.m.galeatus、チャド東部からエチオピア西部、ケニア北部、ウガンダとコンゴ民主共和国北部に分布する亜種N.m.meleagris、ケニアからタンザニア中央部に分布する亜種N.m.reichenowi、タンザニアからモザンビーク、ザンビアとボツワナに分布する亜種N.m.mitratus、コンゴ民主共和国北部からアンゴラ西部とザンビアに分布する亜種N.m.marungensis、ボツワナ、ナミビアに分布する亜種N.m.papillosus、南アフリカ北部に分布する亜種N.m.coronatus。
- ■分布
- アフリカ大陸中央部以南に広く分布する。
家禽としても世界中で広く飼育されており、日本でも家禽として飼育されている。
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