- 日本産ガン類で一番大きく、頸も一番長い。
- ■形態
- 雌雄同色。
額から後頸までが茶褐色、顔から頸は薄茶で、喉は白い。背からの上面は黒褐色で白い羽縁がある。腰は灰色味があり、上尾筒は白い。尾羽は最外側の尾羽は白く、他は黒褐色で先端が白い。
嘴は黒く、基部に細い白線がある。胸から下は淡褐色で、脇は褐色味が強い、下腹から下尾筒は白い。脚はオレンジ色。
- ■鳴き声
- 「ガハン、ガハン《と鳴く。
- ■備考
- 家禽のシナガチョウはサカツラガンを原種としている。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- アムール川流域からモンゴルにかけて繁殖し、冬期は中国南西部で越冬する。
日本では以前では東京湾で100羽程の群れが見られたことがあるが、現在では稀な冬鳥または旅鳥として西日本を中心に渡来する。
- ■福岡での事例
- 福岡では稀な旅鳥または冬鳥として記録がある。
【室見川】2021年7月〜8月に橋本橋周辺で観察
【糸島市】2020年2月〜3月に深江で観察、2021年3月泉川河口で記録がある。
【福津市】2020年4月に勝浦で記録がある。
【古賀市】2020年6月に今在家で記録がある。
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