カモ目
ANSERIFORMES
カモ科
Anatidae
ミコアイサ属
Mergellus (Selby, 1840)

ミコアイサ(神子秋沙)
Mergellus albellus (Linnaeus, 1758)  Smew
L52~58m W70~86cm
冬鳥
海上・内湾・港
【1】雄。2006.02.28福岡県福岡市、今津二つ池にて撮影。
雄は全身が白黒で、通称パンダガモで知られるアイサ類。
■形態
雄は全体が白く、嘴、眼先、後ろ頭、背、側胸の2本線、肩羽などが黒い。後頭部には冠羽があり、脇は白地に細かい黒い波模様があり灰色に見える。 雌は目先が黒く、頭部から後頸にかけて茶褐色で、喉から側頸は白く、胸から下は灰色。体上面は黒褐色。
■鳴き声
冬季はほとんど鳴かない。雄は「フィー《という口笛のような声で鳴き、メスは「クワッ、クワッ《と鳴く。
■採餌
海ガモ類と同じように潜水するが、他のアイサ類と違い、魚より他の水生生物を好む。
■繁殖
樹洞に営巣し、通常6~9個産卵する。
■亜種
亜種はない。
■分布
ユーラシア大陸の亜寒帯で広く繁殖し、ヨーロッパ、中国東部で越冬する。
日本では北海道で少数が繁殖するが、大部分は冬鳥として渡来。
■福岡での事例
福岡では冬鳥で11~3月。
【今津】河口及び周辺の池で観察。
【粕屋町駕与丁公園】園内の池で観察。
【海の中道海浜公園】園内の池で観察。

【2】雄エクリプスより換羽中。2001.12.09福岡県福岡市、今津三角池にて撮影。

【3】雄第1回夏羽?。2005.2.20福岡県福岡市、今津二つ池にて撮影。

【4】雌。2005.01.17福岡県福岡市、今津二つ池にて撮影。

【5】雌。2005.02.25福岡県福岡市、今津二つ池にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2024/04/29作成