- 雄は嘴の黄色が目立つ黒い海ガモ。
- ■形態
- 雄は全身が黒う。嘴は黒いが、上嘴の基部が黄色で瘤上に盛り上がっている。
雌は褐色で頬と咽だけが淡灰色をしている。
雌雄共に飛翔時翼に模様は出ない。
- ■行動
- 淡水の湖沼や河川に入ることは少ない。
- ■採餌
- 2~3mの深さに潜ってエビや貝類の等を捕らえる。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- ヤナ川からカムチャツカ(シベリア東部)、アラスカ東部からユーコン北西部; Northwest Territories東部およびNunavut南西部からニューファンドランド(カナダの中央部から東部 )で繁殖し、
日本中央部(北太平洋沿岸西部); アリューシャン列島、北太平洋沿岸頭部からカルフォルニア中央部; ニューファンドランドからフロリダ北部(北大西洋沿岸西部)で越冬する。
日本には冬鳥として北海道、東北、北陸を中心に北部九州以北に渡来する。
- ■福岡での事例
- 福岡では外洋を中心に11~3月頃観察される。
【室見川】2003年12月河口で雌1羽が観察された。
【海の中道】シオヤ瀬にて観察。
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