- 瘤がアクセントのハクチョウ類。
- ■形態
- 雌雄同色。
全身が白く、嘴は赤橙色で基部の瘤と目先は黒い。鼻孔は嘴基部寄りにあり黒い。脚も黒い。
若鳥は赤橙色の嘴が黒味を帯びて、全身も灰黒色みを帯びる。
幼鳥は全身が灰褐色で、瘤はほとんどない。
- ■鳴き声
- 「アワー《「バァワー《と鳴く。
- ■吊前の由来
- 瘤のあるハクチョウ類の意。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- ヨーロッパ中、西部、モンゴル、バイカル湖東部、ウスリーで繁殖し、アジアのものは中国東部、朝鮮半島で越冬する。
日本では1933年に八丈島で野生種の観察例がある。北海道大沼、ウトナイ湖などで繁殖し、茨城県霞ヶ浦、北浦に渡る個体の中に野生種がいるかどうか上明。
- ■福岡での事例
- 福岡での観察例は籠抜け個体と思われるが上明。
【今津】2007年2月、2014年3月、2015年2月、2017年2月、2017年12月、2018年7月などに河口、田尻などで観察。
【大濠公園】2006年より数年続けて、雌個体が営巣、抱卵を行うのが観察された。
【和白】2006年7月海上で観察。
【志賀島】2006年3月海上で観察。
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