カモ目
ANSERIFORMES
カモ科
Anatidae
ハクチョウ属
Cygnus (Garsault, 1764)

コブハクチョウ(瘤白鳥)
Cygnus olor (Gmelin, JF, 1789)  Mute Swan
L125~160cm,W200~238cm
留鳥
湖沼・河川
【1】成鳥。籠抜け個体と言われている。2009.05.18福岡県糸島市、長野川河口にて撮影。
瘤がアクセントのハクチョウ類。
■形態
雌雄同色。
全身が白く、嘴は赤橙色で基部の瘤と目先は黒い。鼻孔は嘴基部寄りにあり黒い。脚も黒い。
若鳥は赤橙色の嘴が黒味を帯びて、全身も灰黒色みを帯びる。
幼鳥は全身が灰褐色で、瘤はほとんどない。
■鳴き声
「アワー《「バァワー《と鳴く。
■吊前の由来
瘤のあるハクチョウ類の意。
■亜種
亜種はない。
■分布
ヨーロッパ中、西部、モンゴル、バイカル湖東部、ウスリーで繁殖し、アジアのものは中国東部、朝鮮半島で越冬する。
日本では1933年に八丈島で野生種の観察例がある。北海道大沼、ウトナイ湖などで繁殖し、茨城県霞ヶ浦、北浦に渡る個体の中に野生種がいるかどうか上明。
■福岡での事例
福岡での観察例は籠抜け個体と思われるが上明。
【今津】2007年2月、2014年3月、2015年2月、2017年2月、2017年12月、2018年7月などに河口、田尻などで観察。
【大濠公園】2006年より数年続けて、雌個体が営巣、抱卵を行うのが観察された。
【和白】2006年7月海上で観察。
【志賀島】2006年3月海上で観察。

【2】成鳥。籠抜け個体と言われている。2006.03.13福岡県福岡市、志賀島にて撮影。

【3】2001.06.22北海道苫小牧市、美々川にて撮影。

【4】若鳥。2007.02.06福岡県福岡市、今津瑞梅寺川河口にて撮影。

【5】雛。2001.06.21北海道苫小牧市、ウトナイ湖にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2020/07/12作成