- 黄色いアイリングと額の白が目立つ、小型のガン類。
- ■形態
- 雌雄同色。
頭部からの上面が暗褐色で、背や翼に淡色の羽縁がある。嘴基部から額、頭頂近くまで白色部がある。上尾筒は白く、尾は黒褐色で外側尾羽と先端は白い。
嘴は短く桃色で、先が白い。アイリングは黄色。胸からの下面はやや淡く、腹に黒い横斑がある。下尾筒は白い。脚は橙色。
幼鳥は額から嘴基部周辺の白色部がほとんど無くなく、腹部の黒斑もない。
- ■鳴き声
- 「キーキー《「キューキュー《と鳴く。
- ■採餌
- 稲の落ち穂などの椊物性の餌を食べる。
- ■備考
- 日本では、マガンやヒシクイの群の中に、1~数羽が混じっているところを観察される事が多い。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- ユーラシア大陸の寒帯で繁殖し、ヨーロッパ北東部および中国東部で越冬する。
日本ではごく少ない冬鳥として主に本州に渡来し、宮城県伊豆沼などで越冬する。
- ■福岡での事例
- 福岡では迷鳥として記録がある。
【今津】2008年4月に河口、田尻で観察。1981年12月今津、2020年12月に太郎丸で記録がある。
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