カモ目
ANSERIFORMES
カモ科
Anatidae
エジプトガン属
Alopochen (Stejneger, 1885)

エジプトガン(埃及雁)
Alopochen aegyptiaca (Linnaeus, 1766)  Egyptian Goose
L65cm W140~160cm
外来種
湖沼・河川・公園
【1】2024.05.10南アフリカ、ケープタウン近郊にて撮影。
フォアグラの起源と考えられているエジプト原産のガン類
■形態
雌雄同色。
頭部は白く、嘴基部と目の周囲に茶褐色の斑があり、目の後ろから頸は灰褐色味があり、頸の中ほどに茶褐色の輪状の斑がある。下頸から上尾筒は灰褐色。翼は初列雨覆から初列風切等は黒く、小雨覆から大雨覆は白く黒い線が一本ある。次列風切も黒く緑色金属光沢があり、三列風切は灰茶褐色。尾羽も黒い。
嘴は赤く先端は黒。虹彩はオレンジ色。胸から下は灰褐色で、下尾筒には橙色味がある。翼下面は白く、風切や下初列雨覆は黒い。
脚は赤く、水かきがある。爪は黒い。
■鳴き声
「ガアァ ガアァ《等と鳴く。
■採餌
雑食性。河川や沼等で草、種子、果実、昆虫、甲殻類等を食べる。
■繁殖
樹洞、岩の隙間、草原等に営巣する。通常6~12(平均7)個産卵し、抱卵日数は約30日。
■特徴
フォアグラの起源と考えられているエジプト原産のガン類。
■亜種
亜種はない。
■分布
エジプトナイル川以南のアフリカに広く分布する。
日本では愛玩用の飼育個体が逃げ出して野生化している。新潟、東京、千葉、滋賀等で記録がある。
■福岡での事例
福岡では記録は上詳。

【2】2024.05.10南アフリカ、ケープタウン近郊にて撮影。

【3】飼育個体。2020.02.21鹿児島県鹿児島市、平川動物園にて撮影。

【4】飼育個体。2020.02.21鹿児島県鹿児島市、平川動物園にて撮影。

【5】飼育個体。2020.02.21鹿児島県鹿児島市、平川動物園にて撮影。

【6】2024.05.08南アフリカ、ポートエリザベル市内にて撮影。

【7】幼鳥。2024.05.10南アフリカ、アルバーチニア近郊にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2024/05/20作成