- フォアグラの起源と考えられているエジプト原産のガン類
- ■形態
- 雌雄同色。
頭部は白く、嘴基部と目の周囲に茶褐色の斑があり、目の後ろから頸は灰褐色味があり、頸の中ほどに茶褐色の輪状の斑がある。下頸から上尾筒は灰褐色。翼は初列雨覆から初列風切等は黒く、小雨覆から大雨覆は白く黒い線が一本ある。次列風切も黒く緑色金属光沢があり、三列風切は灰茶褐色。尾羽も黒い。
嘴は赤く先端は黒。虹彩はオレンジ色。胸から下は灰褐色で、下尾筒には橙色味がある。翼下面は白く、風切や下初列雨覆は黒い。
脚は赤く、水かきがある。爪は黒い。
- ■鳴き声
- 「ガアァ ガアァ《等と鳴く。
- ■採餌
- 雑食性。河川や沼等で草、種子、果実、昆虫、甲殻類等を食べる。
- ■繁殖
- 樹洞、岩の隙間、草原等に営巣する。通常6~12(平均7)個産卵し、抱卵日数は約30日。
- ■特徴
- フォアグラの起源と考えられているエジプト原産のガン類。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- エジプトナイル川以南のアフリカに広く分布する。
日本では愛玩用の飼育個体が逃げ出して野生化している。新潟、東京、千葉、滋賀等で記録がある。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録は上詳。
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