フクロウ目
STRIGIFORMES
フクロウ科
Strigidae
シマフクロウ属
Ketupa (Lesson, RP, 1830)

シマフクロウ(島梟)
Ketupa blakistoni (Seebohm, 1884)  Blakiston's Fish Owl
L63〜70cm W175〜185cm
留鳥
河川、湖沼近くの林
【1】2003.07北海道羅臼町にて高山寔氏撮影。
北海道に住む羽角のある大きなフクロウ類。
■形態
雌雄同色。
全身灰褐色で黒褐色の細い縦斑があり、ボサボサとした羽角がある。翼は黒褐色の軸斑に、淡褐色などの複雑な模様が入り、風切は黒褐色で淡褐色の横縞が入る。嘴は黒く、虹彩は黄色。跗蹠に羽毛がある。
■鳴き声
繁殖期雄は「ヴォッー、ヴォッー《と鳴き、雌が間をおかず「ウォー《と鳴き、1羽で鳴いているように聞こえる。
■採餌
魚食性だが、両生類、甲殻類、ネズミ類などの哺乳類、カモなどの鳥類も獲る。
■繁殖
大木の洞などを巣とし、巣材を使わず直接産卵する。通常1〜2個産卵し
■亜種
2亜種ある。
中国北東部及びシベリア南東部で繁殖する亜種K.b.doerriesi、 樺太、千島列島及び北海道で繁殖する亜種シマフクロウ(K.b.blakistoni)。
■分布
中国北東部からシベリア南東部、樺太、千島列島、北海道に分布。
日本には亜種シマフクロウが南千島、北海道に留鳥として分布。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】2003.07北海道羅臼町にて高山寔氏撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2023/04/15作成