- 羽角が短くて、黄色の目をした中形のフクロウ類。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。羽の色には変異が多い。顔は淡褐色で目の周囲は褐色だが変異が多い。頭部からの上面は黒褐色で、淡褐色、白色等複雑な模様がある。翼は長く、翼下面は白いが、初列風切2〜3本に黒帯がある。体下面は白色から淡褐色で、黒褐色の縦斑があり、胸の方が太く、下腹に向かうに連れ細くなる。虹彩は黄色。嘴は黒い。足趾まで羽毛がある。
- ■鳴き声
- 日本ではほとんど鳴き声が聞かれないが、夜間「ギャーウー」という叫び声を連続して鳴くことが多い。繁殖地では雄は「ウォッウォッウォッ」と鳴き、雌は「キャッ」「キャーッ」と鳴く。
- ■行動
- 集団ねぐらを作ることがある。
- ■採餌
- 草原や芦原を低く飛び、停空飛翔をしながらネズミ等の餌を狩る。
- ■亜種
- 11亜種あり、
北米、ヨーロッパ、北アフリカ、北アジアで繁殖する亜種コミミズク(A.f.flammeus)、
キューバで繁殖する亜種A.f.cubensis、
イスパニョーラ島で繁殖する亜種A.f.domingensis、
プエルトリコで繁殖する亜種A.f.portoricensis、
コロンビア、エクアドル及びペルー北西部で繁殖する亜種A.f.bogotensis、
ガラパゴス諸島で繁殖する亜種A.f.galapagoensis、
ベネズエラ、ガイアナ及びスリナムで繁殖する亜種A.f.pallidicaudus、
ペルー南部及びブラジル南部からフエゴ島で繁殖する亜種A.f.suinda、
フォークランド諸島で繁殖する亜種A.f.sanfordi、
ハワイ諸島で繁殖する亜種A.f.sandwichensis、
カロリン諸島東部で繁殖する亜種A.f.ponapensis、
- ■分布
- アイスランド、ヨーロッパ北部、ロシア、北米北部、南米南部、ハワイ諸島、ガラパゴス諸島で繁殖。北部のものは冬季南ヨーロッパ、アフリカ、中東、インド、東南アジア、中国、朝鮮半島に渡る。日本には亜種コミミズクが冬鳥としてほぼ全国に渡来する。
- ■福岡での事例
- 福岡でも冬鳥で、10〜4月頃見られる。
【今津】周辺農耕地で観察されている。
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