- 南西諸島に棲息する金属光沢の緑色が綺麗なハト類。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。雄は額から眉斑が白く、頭頂から後頭が青灰色。顔から頸、下面は赤紫。上背は青灰色で、小翼羽は白い。肩羽以下は金属光沢の緑色。初列、次列風切は黒い。尾は黒褐色で、外側尾羽の基部は灰白色。嘴は赤く、足は赤紫。
雌は頭部等の灰白色、白色部がなく、額と眉斑は灰褐色。
- ■鳴き声
- 「ホッホロロ《「ウーウー《とくり返し鳴く。
- ■亜種
- 6亜種ある。
インドから中国南部、マレーシア、フィリピン、インドネシアの島々(小スンダ列島南東およびモルッカ諸島南部を除く)及びラジャ・アンパット島(ニューギニア北西 )で繁殖する亜種C.i.indica、
スリランカで繁殖する亜種C.i.robinsoni、
アンダマン諸島で繁殖する亜種C.i.maxima、
ニコバル諸島で繁殖する亜種C.i.augusta、
クリスマス島(ジャワ西部の南方)で繁殖する亜種C.i.natalis、
ヌムフォア島、ビアク島およびメオスナム島(ニューギニア島北側のチェンデラワシ湾の島々 )で繁殖する亜種C.i.minima。
日本鳥学会では亜種キンバトとしてC.i.yamashinaiとしている。
- ■分布
- インドから東南アジア、台湾、フィリピン、インドネシアに分布。
日本では宮古島以南の南西諸島に留鳥として棲息する。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録がない。
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