ハト目
COLUMBIFORMES
ハト科
Columbidae
キンバト属
Chalcophaps (Gould, 1843)

キンバト(金鳩)
Chalcophaps indica (Linnaeus, 1758)  Common Emerald Dove
L25cmW53~60cm
留鳥
平地から山地のよく茂った林
【1】雄。2010.06.25沖縄県宮古市にて高山寔氏撮影。
南西諸島に棲息する金属光沢の緑色が綺麗なハト類。
■形態
雌雄ほぼ同色。雄は額から眉斑が白く、頭頂から後頭が青灰色。顔から頸、下面は赤紫。上背は青灰色で、小翼羽は白い。肩羽以下は金属光沢の緑色。初列、次列風切は黒い。尾は黒褐色で、外側尾羽の基部は灰白色。嘴は赤く、足は赤紫。
雌は頭部等の灰白色、白色部がなく、額と眉斑は灰褐色。
■鳴き声
「ホッホロロ《「ウーウー《とくり返し鳴く。
■亜種
6亜種ある。
インドから中国南部、マレーシア、フィリピン、インドネシアの島々(小スンダ列島南東およびモルッカ諸島南部を除く)及びラジャ・アンパット島(ニューギニア北西 )で繁殖する亜種C.i.indica、 スリランカで繁殖する亜種C.i.robinsoni、 アンダマン諸島で繁殖する亜種C.i.maxima、 ニコバル諸島で繁殖する亜種C.i.augusta、 クリスマス島(ジャワ西部の南方)で繁殖する亜種C.i.natalis、 ヌムフォア島、ビアク島およびメオスナム島(ニューギニア島北側のチェンデラワシ湾の島々 )で繁殖する亜種C.i.minima
日本鳥学会では亜種キンバトとしてC.i.yamashinaiとしている。
■分布
インドから東南アジア、台湾、フィリピン、インドネシアに分布。
日本では宮古島以南の南西諸島に留鳥として棲息する。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】雄。2002.12.12沖縄県石垣市にて撮影。

【3】雄。2010.06.25沖縄県宮古市にて高山寔氏撮影。

【4】雌。2010.06.25沖縄県宮古市にて高山寔氏撮影。

【5】奥が雄、手前が雌。2002.12.12沖縄県石垣市にて撮影。

【6】幼鳥。2010.06.25沖縄県宮古市にて高山寔氏撮影。

【7】幼鳥。2010.06.25沖縄県宮古市にて高山寔氏撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2023/07/03作成