ハト目
COLUMBIFORMES
ハト科
Columbidae
カワラバト属
Columba (Linnaeus, 1758)

カラスバト(烏鳩)
Columba janthina Temminck, 1830  Japanese Wood Pigeon
L40cm・W63cm
留鳥
島嶼の常緑広葉樹林
【1】飼育個体。2019.12.09福岡県北九州市、到津の森公園にて撮影。
全身青黒い羽の日本純国産の大型のハト類。
■形態
雌雄同色。全身が黒色で、頭部から背にかけて赤紫色、頸から胸には緑色味の金属光沢がある。頭は小さく頸が長く見える。嘴は先端が淡色で後は青黒い。虹彩は黒く、脚は紅色。
■鳴き声
「ウゥーウゥー」と太い声で鳴く。
■行動
数羽から10数羽の小群で行動する。
■採餌
地上や樹上でスダジイ、クロガネモチ等の木の実を採餌する。
■繁殖
5〜6月が繁殖期の中心で、木の枝の上や樹洞、岩の隙間などに小枝で浅い皿状の巣を作り繁殖する。通常1個産卵する。
■亜種
3亜種あり、対馬及び日本南部から伊豆諸島及び琉球列島に分布する亜種C.j.janthina、小笠原諸島及び硫黄島に分布する亜種C.j.nitens、八重山諸島に分布する亜種C.j.stejnegeri
■分布
朝鮮半島沿岸部の島嶼から、九州沿岸の島嶼、伊豆諸島、小笠原諸島、南西諸島などに分布する。
■福岡での事例
福岡でも離島での記録がある。

【2】飼育個体。2019.12.09福岡県北九州市、到津の森公園にて撮影。

【3】飼育個体。2019.12.09福岡県北九州市、到津の森公園にて撮影。

【4】飼育個体。2019.12.09福岡県北九州市、到津の森公園にて撮影。

【5】飼育個体。2019.12.09福岡県北九州市、到津の森公園にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2022/02/28作成