- 全身青黒い羽の日本純国産の大型のハト類。
- ■形態
- 雌雄同色。全身が黒色で、頭部から背にかけて赤紫色、頸から胸には緑色味の金属光沢がある。頭は小さく頸が長く見える。嘴は先端が淡色で後は青黒い。虹彩は黒く、脚は紅色。
- ■鳴き声
- 「ウゥーウゥー」と太い声で鳴く。
- ■行動
- 数羽から10数羽の小群で行動する。
- ■採餌
- 地上や樹上でスダジイ、クロガネモチ等の木の実を採餌する。
- ■繁殖
- 5〜6月が繁殖期の中心で、木の枝の上や樹洞、岩の隙間などに小枝で浅い皿状の巣を作り繁殖する。通常1個産卵する。
- ■亜種
- 3亜種あり、対馬及び日本南部から伊豆諸島及び琉球列島に分布する亜種C.j.janthina、小笠原諸島及び硫黄島に分布する亜種C.j.nitens、八重山諸島に分布する亜種C.j.stejnegeri、
- ■分布
- 朝鮮半島沿岸部の島嶼から、九州沿岸の島嶼、伊豆諸島、小笠原諸島、南西諸島などに分布する。
- ■福岡での事例
- 福岡でも離島での記録がある。
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