- 青灰色と紫褐色の綺麗な、日本では最小のハト類。
- ■形態
- 雄は頭部と腰が青灰色で、後頚に黒い横線があり、背と翼上面は紫褐色。初列風切と雨覆は黒褐色。尾羽は中央尾羽1対が淡灰色で、外側5対が灰黒色で、内弁先端と外弁が灰白色。胸から腹は淡紫褐色で、下尾筒はさらに淡い。嘴は灰黒色で、虹彩は暗褐色。脚は暗灰色。
雌は雄に比べ赤味がなく、全体が灰褐色。
- ■鳴き声
- 「ゴッゴロー」と鳴く。
- ■行動
- 非繁殖期には群れで行動する
- ■名前の由来
- 英名、和名共に喉からの下面及び上面の色合いに因る。
- ■亜種
- 2亜種あり、ネパール東部、インド北東部及びチベット北東部から中国北部からフィリピンに分布する亜種ベニバト(S.t.humilis)、パキスタン、インド半島、ネパール西部に分布する亜種S.t.tranquebarica。
- ■分布
- インドから東南アジア、中国、台湾、フィリピンに分布し、北方のものは、冬季南へ渡る。
日本には数少ない旅鳥又は冬鳥として亜種ベニバト(S.t.humilis)が本州、四国、九州、日本海の離島で記録がある。南西諸島では毎年出現している。
- ■福岡での事例
- 福岡でも数少ない旅鳥として記録がある。
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