チドリ目
CHARADRIIFORMES
ウミスズメ科
Alcidae
ツノメドリ属
Fratercula (Brisson, 1760)

ツノメドリ(角目鳥)
Fratercula corniculata (Naumann, JF, 1821)  Horned Puffin
L36〜41cm L56〜58cm
数少ない冬鳥
沿岸、沖合
【1】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。
目の上の黒い突起が特徴的な、ツノメドリ類
■形態
雌雄同色。
額からの上面は黒く顔は白い。尾羽は短い。翼も黒い。 太く扁平な嘴は黄白色で先端は橙色で縦に黒い線がある。嘴基部に黄色い丸い角質がある。目の上の黒い突起があり、アイリングは橙色。虹彩は黒く、目の下から後方に黒い細線がある。 腮から頸は黒く、胸から下は白い。脚は橙色。
非繁殖羽では嘴の角質が取れて細くなり、全体が灰色みを帯びる。顔も灰色みを帯びる。
第1回繁殖羽は非繁殖羽に似るが嘴はより細く、黒っぽい。
幼羽は第1回繁殖羽に似るが嘴が黒い。
■類似種との識別点
ニシツノメドリは嘴基部が黒い。
■亜種
亜種はない。
■分布
北極から温帯北太平洋沿岸;ウランゲル島(シベリア北東部の北方)、ボーフォート海、オホーツク海、樺太、カムチャッカ半島、千島列島、コマンドルスキー諸島(ロシア東部)、ベーリング海諸島、アリューシャン列島、およびアラスカ北、西、南部からブリティッシュコロンビアにかけての断続的な地域で繁殖する。
非繁殖期は北太平洋の遠洋および沿岸域に生息し、ほとんどが繁殖範囲内に生息する。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【3】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【4】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【5】第一回生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【6】飛翔。第一回生殖羽。2024.07.19米国、北太平洋アリューシャン列島沿岸にて撮影。

【7】翼下面も黒い。第一回生殖羽。2024.07.19米国、北太平洋アリューシャン列島沿岸にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2025/01/31作成