チドリ目
CHARADRIIFORMES
ウミスズメ科
Alcidae
ツノメドリ属
Fratercula (Brisson, 1760)

エトピリカ(花魁鳥)
Fratercula cirrhata (Pallas, 1769)  Tufted Puffin
L37.1〜40.6 W49.7〜68.7
少ない留鳥または迷鳥
沿岸、沖合
【1】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。
黄色い飾り羽が特徴的なツノメドリ類
■形態
雌雄同色。
繁殖羽は顔が白く、全身は黒から黒褐色。太い嘴はオレンジ色で基部は灰色味のある黄色。アイリングは赤く、虹彩は白い。目の後方に黄白色の飾り羽がある。脚はオレンジ色。
非繁殖羽では嘴の角質が取れて細くなり、嘴基部は黒い。顔も黒褐色。飾り羽はなく目の後方は白っぽい。
第1回繁殖羽は非繁殖羽に似るが嘴はより細く、虹彩は暗色。
幼羽は第1回繁殖羽に似るが上嘴も黒く、脚もピンク色味を帯びた灰色。
■亜種
亜種はない。
■分布
北極から温帯北太平洋沿岸:チュクチ半島、オホーツク海、サハリン、カムチャッカ半島、千島列島、コマンドルスキー諸島(ロシア東部)、北海道南東部、ベーリング海諸島、アリューシャン列島、アラスカ西部、南部からカリフォルニア中部で繁殖する。
非繁殖期は北太平洋の遠洋および日本南部とカリフォルニア南部の沿岸に生息する。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【3】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【4】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【5】生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【6】生殖羽。2024.07.17北太平洋、アラスカ半島沿岸にて撮影。

【7】生殖羽。2024.07.17北太平洋、アラスカ半島沿岸にて撮影。

【8】第一回生殖羽。飼育個体。2024.07.16米国アラスカ州スワード市、アラスカ水族館にて撮影。

【9】第一回生殖羽。2024.07.17北太平洋、アラスカ半島沿岸にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2025/01/31作成