- ハマシギに良く似た小型シギ。
- ■形態
- 雌雄同色。夏羽では頭部は白く、黒い縦班があり頭側線と耳羽が赤褐色で、眉班は白く見える。背からの上面は白くて、黒い軸班があり、肩羽の羽縁は赤褐色。胸からの下面は白く、黒い縦班が脇迄延びる。嘴は黒く長めで、先端が少し下に彎曲する。雄より雌の方が嘴は長い。趾は黒く、小さな蹼がある。
冬羽は頭からの上面が灰褐色になり、黒褐色の軸班があり、白い眉班が明瞭。喉から下は白く、胸に黒褐色の縦班があり、うっすらした胸帯にみえる。
幼羽は冬羽に似るが、上列肩羽の軸班が太く、羽縁は赤褐色。下列肩羽は軸班とサブターミナルバンドで錨模様に見える。
- ■鳴き声
- 「チィー」「チュッ」と高い声で鳴く。
- ■採餌
- 泥に嘴を差し込んで餌を採る。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- アラスカ北部、シベリアのチュトコ半島で繁殖し、北米南部から南米北部かけて越冬する。
日本では迷鳥または稀な旅鳥として沖縄本島、九州、本州で記録がある。越冬例も。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録がない。
|