チドリ目
CHARADRIIFORMES
シギ科
Scolopacidae
オバシギ属
Calidris (Merrem, 1804)

ヒメハマシギ(姫浜鴫)
Calidris mauri (Cabanis, 1857)  Western Sandpiper
L14〜17cm W28〜37cm
迷鳥
干潟
【1】冬羽から夏羽へ換羽中.。2005.04.09佐賀県佐賀市、大授搦にて撮影。
ハマシギに良く似た小型シギ。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭部は白く、黒い縦班があり頭側線と耳羽が赤褐色で、眉班は白く見える。背からの上面は白くて、黒い軸班があり、肩羽の羽縁は赤褐色。胸からの下面は白く、黒い縦班が脇迄延びる。嘴は黒く長めで、先端が少し下に彎曲する。雄より雌の方が嘴は長い。趾は黒く、小さな蹼がある。 冬羽は頭からの上面が灰褐色になり、黒褐色の軸班があり、白い眉班が明瞭。喉から下は白く、胸に黒褐色の縦班があり、うっすらした胸帯にみえる。 幼羽は冬羽に似るが、上列肩羽の軸班が太く、羽縁は赤褐色。下列肩羽は軸班とサブターミナルバンドで錨模様に見える。
■鳴き声
「チィー」「チュッ」と高い声で鳴く。
■採餌
泥に嘴を差し込んで餌を採る。
■亜種
亜種はない。
■分布
アラスカ北部、シベリアのチュトコ半島で繁殖し、北米南部から南米北部かけて越冬する。 日本では迷鳥または稀な旅鳥として沖縄本島、九州、本州で記録がある。越冬例も。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】冬羽から夏羽へ換羽中.。2005.04.09佐賀県佐賀市、大授搦にて撮影。

【3】冬羽から夏羽へ換羽中.。2005.04.09佐賀県佐賀市、大授搦にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2023/06/29作成