チドリ目
CHARADRIIFORMES
セイタカシギ科
Recurvirostridae
ソリハシセイタカシギ属
Recurvirostra (Linnaeus, 1758)
ソリハシセイタカシギ(反嘴背高鴫)
Recurvirostra avosetta
Linnaeus, 1758 Pied Avocet
L42〜45cm・W77〜80cm
数少ない冬鳥
干潟・埋めて地の水たまり
【1】2013.11.27沖縄県那覇市、具志干潟にて撮影。
上に大きく反った長い嘴をもった白黒のスマートなシギ類。
■形態
雌雄同色。
目の上の頭部から後頸が黒く、肩羽、小・中雨覆、大雨覆の外側と初列風切が黒く、その他は白い。黒い嘴は細く長く、上に反っている。足は長く青灰色。
幼鳥や若鳥は黒い部分が褐色味を帯び、背などの一部が灰褐色。また、足も褐色味を帯びる。
■採餌
水中で嘴を左右に振り餌を採る。
■名前の由来
和名が長いのでアボセットと英語名で呼ばれる事が多い。
■亜種
亜種はない。
■分布
イギリス、ヨーロッパから黒海沿岸、中央アジア、南アフリカなどで繁殖し、北部のものは冬季ヨーロッパ南部、アフリカ、インド西部、中国南部で越冬する。
日本では数少ない旅鳥、又は冬鳥として北海道、本州、九州、沖縄島、石垣島で記録がある。
■福岡での事例
福岡では少ない旅鳥。
【今津】2019〜20年に三角池や干潟で観察された。
【和白】人工島や和白干潟で観察された。
【2】2008.02.01沖縄県豊見城村、三角池にて撮影。
【3】2002.11.10鹿児島県霧島市、国分干拓にて撮影。
【4】2002.11.10鹿児島県霧島市、国分干拓にて撮影。
【5】飛翔。2013.11.27沖縄県那覇市、具志干潟にて撮影。
【6】若鳥。頭部がまだ完全に黒くない。2013.11.27沖縄県糸満市にて撮影。
【7】若鳥。頭部がまだ完全に黒くない。2013.11.27沖縄県糸満市にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2021/07/30作成