- 長い足趾を持ち、蓮などの上を歩き回る事ができる水鳥。
- ■形態
- 雌雄同色。
夏羽では頭部から顔、喉、前頸は白く、後頸は金色。境は黒い線。背、胸からの下面、長い尾は黒。翼は白く、三列風切は褐色、初列風切外側と羽と先端のみ黒い。嘴は青灰色。足と爪は長く青灰色。
冬羽では長い尾はなく、体上面は褐色になり、下面は白い。額から後頭は黒褐色、過眼線は黒く、側頸から胸まで伸び、胸で黒帯になる。眉斑は白っぽい、後頸は淡褐色で、背からの上面は褐色。嘴や足は緑色を帯びる。
第1回冬羽は冬羽に似るが、肩羽などに淡色の羽縁があり、虹彩は黄色い。
- ■採餌
- 長い足趾で蓮等の上を歩き回り、水草の実や根などを食べるほか、昆虫や甲殻類も食べる。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- パキスタン内陸部からインド、東南アジア、中国南部、台湾、ルソン島、ミンダナオ島(フィリピン北、南部)、ジャワ島、バリ島まで広く繁殖する。
インドネシア南部から西部で越冬する。
日本では数少ない旅鳥、又は冬鳥として、本州以南に渡来する。
- ■福岡での事例
- 福岡でも数少ない旅鳥、又は冬鳥。
【今津】2009年10月二つ池、2011年10月工場裏で観察された。
【糸島】2006年10月志登カントリーエレベータ横の溜池で観察された。
【粕屋町駕与丁公園】園内の池で観察記録がある。
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