チドリ目
CHARADRIIFORMES
カモメ科
Laridae
アジサシ属
Sterna (Linnaeus, 1758)

キョクアジサシ(極鯵刺)
Sterna paradisaea Pontoppidan, 1763  Arctic Tern
L33〜39cm W66〜77cm
稀な旅鳥
海岸、河口、干潟、海上
【1】2024.06.09アイスランド、レイキャビク市にて撮影。
南北の極地を渡る、脚の短いアジサシ類。
■形態
雌雄同色。
額から頭上、後頸が黒く、背から翼は灰色で外側初列風切先端は黒い。上尾筒と尾羽は白い。尾羽は切れ込みの深い燕尾で、尾羽は静止時翼端より突出する。 嘴は細長く赤く、虹彩は黒い。頬から頸は白い。胸から腹は灰色で、下腹から下尾筒は白い。脚は赤。
■類似種との識別点
アジサシの亜種アカアシアジサシより上面の灰色が濃く、嘴と脚は短い。
■鳴き声
「ギィール」「キッキッ」など
■亜種
亜種はない。
■分布
北極および亜北極の海岸と内陸部、グリーンランド、アイスランドおよび英国諸島からシベリア北東部、樺太、カムチャツカ(ロシア東部)、アリューシャン列島、アラスカ本土から極地および亜北極カナダを経てジェームズ湾、カナダ南東部およびニューヨークで繁殖する。
非繁殖期には亜南極および海洋、南極海から流氷端まで移動する。
日本では北海道から九州まで迷鳥または数少ない渡り鳥として記録がある。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】2024.06.09アイスランド、レイキャビク市にて撮影。

【3】2024.06.09アイスランド、レイキャビク市にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2024/12/28作成