- メダイチドリに良く似た、脚の長いチドリ類。
- ■形態
- 雌雄同色。
夏羽では頭、側頸、胸がオレンジ色。額の上、眼先、目の周囲が黒い。頭頂及び背から翼、尾は褐色。額、喉と、腹から下は白い。喉の白色部と胸のオレンジ色の境に黒線はない。嘴は黒く、メダイチドリに比べて長い(嘴の基部から目の後方までの長さと同等又はそれ以上)。足は長く、淡黄色、黄緑色、青灰色等変異が多い。飛ぶと白い翼帯があり、伸ばした脚は、尾よりはっきりと突出している。
冬羽ではオレンジ色と黒色の部分が淡い褐色となる。
- ■鳴き声
- 「クリリ《「プリリ《と鳴く。
- ■行動
- 干潟への依存度が高く、水田等に入る事は少ない。
- ■採餌
- 干潟で主にカニ類食べる。
- ■吊前の由来
- 大きなメダイチドリの意味と思われる。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- トルコ、中央アジアで等で繁殖し、アフリカ東部、アラビア半島、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラア、ニュージーランドで越冬する。
日本では旅鳥として春と秋に渡来する。
- ■福岡での事例
- 福岡でも旅鳥だが、渡来数は少ない。
【室見川】1978年9月に博多湾初の記録がある。
【今津】2006年10月に田尻水門にて、2021年5月瑞梅寺川河口で記録があり、2023年4月瑞梅寺川河口干潟で観察した。
【糸島市】2002年8月に泉川合流点で記録があり、2020年8月、2022年8月に同所で観察した。
【能古島】2017年6月に記録がある。
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