ブッポウソウ目
CORACIIFORMES
カワセミ科
Alcedinidae
ヤマショウビン属
Halcyon (Swainson, 1821)

ヤマショウビン(山翡翠)
Halcyon pileata (Boddaert, 1783)  Black-capped Kingfisher
L28~30cm
数少ない旅鳥
河川・池・水田・海岸
【1】2001.08.02福岡県福岡市、室見川曲渕ダムにて撮影。
赤い嘴に黒い頭で、飛ぶと青い翼に白斑が目立つ大形のカワセミ類。
■形態
雌雄同色。
頭部は黒く、喉、首、胸は白い。腹から下尾筒は橙色。背から翼、尾は光沢のある紺色で、雨覆や初列風切の先端は黒。初列風切基部は白く、飛翔時に白斑となって目立つ。嘴は赤く、少し上に反る。足は赤橙色。
■採餌
トカゲやカエル、カニ等を捕らえて食べる。
■特徴
ふわふわとやわらく、波を描くように飛ぶ。
■亜種
亜種はない。
■分布
インドからミャンマー、中国南東部から朝鮮半島で繁殖し、中国南東部から朝鮮半島のものは東南アジアで越冬する。
日本では数少ない旅鳥として、おもに春に対馬など日本海の離島で見られる。
■福岡での事例
福岡では迷鳥。
【室見川】2001年7~9月、2005年9月曲渕ダムで観察。
【相ノ島】2001年5月に観察。

【2】2016.05.14長崎県対馬市、上県町田の浜にて杉原敏氏撮影。

【3】2012.05.03長崎県対馬市、上県町佐護にて杉原敏氏撮影。

【4】2012.05.03長崎県対馬市、上県町佐護にて杉原敏氏撮影。

【5】2016.05.12長崎県対馬市、上県町志多留にて杉原敏氏撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2023/06/03作成