ブッポウソウ目
CORACIIFORMES
カワセミ科
Alcedinidae
コウハシショウビン属
Pelargopsis (Gloger, 1841)

コウハシショウビン(鸛嘴翡翠)
Pelargopsis capensis (Linnaeus, 1766)  Stork-billed Kingfisher
37cm
【1】成鳥。2019.02.23シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。
嘴の赤い、奇麗な大型のカワセミ類。
■形態
雌雄同色。
額から後頭までの顔は褐色で下頬から頸はオレンジ色。背から尾羽の上面は青く、初列風切先端は黒い。長く太い嘴は赤く、先端は黒みを帯びる。アイリングは赤く虹彩は黒い。喉からの下面はオレンジ色。翼下面は淡色。脚は赤い。
■備考
鸛嘴とはシュバシコウの赤い嘴の事か?
■亜種
13亜種ある。 インドを通ってネパールからスリランカで繁殖する亜種P.c.capensis、 アンダマン諸島で繁殖する亜種P.c.osmastoni、 ニコバル諸島で繁殖する亜種P.c.intermedia、 ミャンマーからインドシナおよびマレー半島北部から南部で繁殖する亜種P.c.burmanica、 マレー半島中央、南部、リアウおよびリンガ諸島(スマトラ島中部の東)で繁殖する亜種P.c.malaccensis、 スマトラ島、バンカ島、ブリトゥン島(スマトラ島南部の東方)で繁殖する亜種P.c.cyanopteryx、 シムルエ島およびバビ島(スマトラ北部の西方で繁殖する亜種P.c.simalurensis、 バニャック島、ニアス島、バトゥ島およびメンタワイ島 (スマトラ北、中央部の西方)で繁殖する亜種P.c.sodalis、 ボルネオで繁殖する亜種P.c.innominata、 ジャワで繁殖する亜種P.c.javana、 バリおよびロンボク島からフローレス島およびパンタール島(小スンダ列島西、中央部)で繁殖する亜種P.c.floresiana、 ミンドロ島およびパラワン諸島 (フィリピン北西、南西部)で繁殖する亜種P.c.gouldi、 フィリピン(パラワン諸島およびミンドロ島を除く)で繁殖する亜種P.c.gigantea
■分布
ネパールからインド、スリランカ、アンダマンおよびニコバル諸島からマレーシア、インドネシア、フィリピンで繁殖する。

【2】成鳥。2019.02.23シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【3】成鳥。2019.02.23シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【4】成鳥。2019.02.23シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。

【5】成鳥。2019.02.25シンガポール、シンガポール植物園にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2020/07/12作成