- ハリオハチクイとも呼ばれるハチクイ類。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。額から後頸は緑褐色。虹彩は赤く、黒い過眼線の下に水色の線がある。黒い嘴は長く、下へやや湾曲している。喉は黄色から橙褐色。背から肩羽も緑褐色で、腰から上尾筒はコバルト色。角尾の尾羽もコバルト色で、中央尾羽2枚が細く長く突出している。翼は緑褐色で、初列と次列風切の先端は黒っぽい。胸は黄色で下腹部から下尾筒はコバルト色。足は赤みのある黒。
- ■採餌
- 枝先に止まり、飛んでいる虫をフライングキャッチする。
- ■備考
- 日本の図鑑では和名をハリオハチクイ(針尾蜂食)とするものが多いが、ハチクイ類は同様の尾羽の形状をした種が複数あり、本種の英語名がBlue-tailed Bee-eaterであることによりStrix Vol. 31(2015)ではルリオハチクイを採用しており、国際鳥類学会議(IOC)のリストでもルリオハチクイとあるため、ここでもルリオハチクイとする。
- ■亜種
- 国際鳥類学会議(IOC)のリストでは亜種はないが、4亜種に分ける学説もある。
- ■分布
- インド、スリランカから中国南部、東南アジア、フィリピン、スラウェシ島、フローレス島(小スンダ列島)ニューギニア、ニューブリテン島で分布。渡りをする個体群も知られ冬季はタイ、マレー半島、大スンダ列島、チモール島に渡る。日本では2013年7月八丈島、2015年4月沖縄本島で記録がある。
- ■福岡での事例
- 福岡での観察例はない。
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