- 日本では1904年に宮古島で観察されただけの、きわめて稀な鳥。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。額は緑褐色で、頭部から後頸は橙褐色。虹彩は赤く、黒い過眼線の下に水色の線がある。黒い嘴は長く、下へやや湾曲している。腮からの喉は黄色から橙、黒へ 。背から肩羽は緑褐色で、腰から上尾筒はコバルト色。尾は角尾で黒く、中央尾羽2枚が細く長く突出している。翼は雨覆は緑色で、橙色の初列と次列風切の先端は帯状に黒い。三列風切は青緑色。胸は緑褐色で下腹部から下尾筒はコバルト色。脚は赤みのある黒。
雌の頭頂はやや緑色が強く、中央尾羽の突出が短い。
- ■採餌
- 枯れ枝に止まって、飛んでいる虫をフライングキャッチするが、地上でアリを捕る事もある。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- オーストラリアで繁殖し、南部のものは、スラウェシ島からニューギニア、ソロモン諸島で越冬。日本では1904年7月宮古島で1羽採集されただけの迷鳥。
- ■福岡での事例
- 福岡での観察例はない。
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