アマツバメ目
APODIFORMES
ハチドリ科
Trochilidae

Amazilis (Gray, GR, 1855)

チャムネエメラルドハチドリ(茶胸エメラルド蜂鳥)
Amazilis amazilia (Lesson, RP & Garnot, 1827)  Amazilia Hummingbird
8 ~11㎝
外国種
半乾燥及び乾燥した開けた土地
【1】雄。2024.06.18エクアドル、グアヤキル
赤く長い嘴と茶色の胸が特徴のハチドリ類。
■形態
雄は頭部から上背、雨覆等は金属光沢を帯びた緑色で、下背から、尾羽は赤褐色。風切は黒。胸からの下面は赤褐色。細長く先が少し下へ湾曲した嘴はピンク色で、先端は黒。虹彩は黒く、目の後方に白斑がある。脚は黒い。
雌は喉に白斑がある。
亜種により変化があり、亜種A.a.dumeriliiは小型で、喉に白斑がある。
亜種A.a.leucophoeaも同様で、背の色が茶でなく緑。
亜種A.a.caeruleigularisは喉に紫色の斑がある。
亜種A.a.alticolaは胸の赤褐色味が少ない。
亜種A.a.azuayは腹が白っぽい。
■鳴き声
チリーリーと小さな声で鳴くのを聞いた。
■採餌
花の蜜(エリスリーナ、プシカンタンス等)及びクモなどの小さな昆虫を採餌する。
■繁殖
椊物性の巣材を使ってカップ型の巣を作る
■備考
長崎県の長崎バイオパークで2009年から飼育されていた個体は、11年以上の長生きをして2020年6月に落鳥した。
■亜種
6亜種ある。
エクアドル南部に分布する亜種A.a.alticola、 エクアドル南西部に分布する亜種A.a.azuay、 エクアドル西部、ペルー北西部に分布する亜種A.a.dumerilii、 ペルー北西部に分布する亜種A.a.leucophoea、 ペルー西部に分布する亜種A.a.amazilia、 ペルー南西部に分布する亜種A.a.caeruleigularis
■分布
エクアドルからペルーに分布。

【2】雄。2024.06.18エクアドル、グアヤキル

【3】雄。飼育個体。2019.11.04長崎県西海市、長崎バイオパークにて撮影。

【4】雄。飼育個体。2019.11.04長崎県西海市、長崎バイオパークにて撮影。

【5】雄。飼育個体。2019.11.04長崎県西海市、長崎バイオパークにて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2025/03/17作成