- 赤く長い嘴と茶色の胸が特徴のハチドリ類。
- ■形態
- 雄は頭部から上背、雨覆等は金属光沢を帯びた緑色で、下背から、尾羽は赤褐色。風切は黒。胸からの下面は赤褐色。細長く先が少し下へ湾曲した嘴はピンク色で、先端は黒。虹彩は黒く、目の後方に白斑がある。脚は黒い。
雌は喉に白斑がある。
亜種により変化があり、亜種A.a.dumeriliiは小型で、喉に白斑がある。
亜種A.a.leucophoeaも同様で、背の色が茶でなく緑。
亜種A.a.caeruleigularisは喉に紫色の斑がある。
亜種A.a.alticolaは胸の赤褐色味が少ない。
亜種A.a.azuayは腹が白っぽい。
- ■鳴き声
- チリーリーと小さな声で鳴くのを聞いた。
- ■採餌
- 花の蜜(エリスリーナ、プシカンタンス等)及びクモなどの小さな昆虫を採餌する。
- ■繁殖
- 椊物性の巣材を使ってカップ型の巣を作る
- ■備考
- 長崎県の長崎バイオパークで2009年から飼育されていた個体は、11年以上の長生きをして2020年6月に落鳥した。
- ■亜種
- 6亜種ある。
エクアドル南部に分布する亜種A.a.alticola、
エクアドル南西部に分布する亜種A.a.azuay、
エクアドル西部、ペルー北西部に分布する亜種A.a.dumerilii、
ペルー北西部に分布する亜種A.a.leucophoea、
ペルー西部に分布する亜種A.a.amazilia、
ペルー南西部に分布する亜種A.a.caeruleigularis。
- ■分布
- エクアドルからペルーに分布。
|