- 尾の先端が針のように飛び出した、太めのアマツバメ類。
- ■形態
- 雌雄ほぼ同色。
頭部からの上面は黒褐色で、頭部や翼には青や緑の光沢がある。三列風切2枚の内弁は白い。背中央は灰白色。尾は短く、羽軸が針のように飛び出す。額と喉は白く、胸からの下面は黒褐色で、脇から下腹、下尾筒は白い。
幼鳥は脇から下尾筒の白色部に黒褐色の横斑が入る。
- ■採餌
- 上空を高速で飛び回りながら、昆虫類を捕食する。
- ■亜種
- 2亜種ある。
シベリア中央から日本及び千島列島にで繁殖し、豪州に渡る亜種ハリオアマツバメ(H.c.caudacutus)、
ヒマラヤ及びインド北東部から中国南西部及び南部に分布する亜種H.c.nudipes。
- ■分布
- シベリア中央、ヒマラヤ及びインド北部からサハリン、朝鮮半島、日本、中国南部で繁殖し、冬季はニューギニア南部、オーストラリア東部に渡る。
日本では旅鳥として亜種ハリオアマツバメが全国を通過し、本州中部以北で繁殖する。
- ■福岡での事例
- 福岡でも旅鳥として春秋に見られる。
【志賀島】2007年05月12日に展望台察記録がある。
【能古島】2014年09月23日に記録がある。
【那珂川市】2020年09月19日に九千部山山頂で記録がある。
【新宮市】2007年05月26日に相島で記録がある。
【福津市】2010年05月15日に渡で記録がある。
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