8.第4日目-2 帰国

結局、オウチュウの写真は撮れないままで、タクシーを拾う。ホテルまで15分175NT$。
ホテルで預けていたスーツケースを受け取ると、旅行社の車はまだ来ていないと、いつものおばちゃんが話しかけてきた。
日本人のツアー客が多いからなのだろう。
バスで空港まで行くと言うと、バスの乗り場は分かるかと聞かれる。MRTで台北駅まで行ってそこからバスに乗ると言うと納得してくれた。

ホテル前のバイク群。

綺麗でも、ゴージャスでも、広くもないホテルだったけれど、気さくでいい感じだった。1泊ぐらいなら懐かしくて泊まっても良いかも。
民權西路駅からMRTで台北車站駅まで、20NTW$。
民權西路駅周辺はたった4日間だけだったけれど、名残惜しい気がした。
13時15分、台北車站駅の改札を出て、バスセンターと書いてある方向へ、地下街をとにかく進む。一体何処を歩いているかさっぱり分からず。ようやく1階のバスセンターに。國光客運のカウンターを探す。カウンターは見つかったが、行き先が台中や高雄などで台北桃園飛行場行きがない。あれれ?とカウンターの女性に尋ねると、エアポートバスはここではないという。じゃあ、それはどこ?と問いかけると、外へ出て直ぐ右に行って、左に行って、右に行ってと、二人の女性がゴチャゴチャと言う。何回角を曲がるか分からない。地図くらいないのかとも思ったが、とにかく出て右だなと、行けば分かるだろう思い歩き出す。

右に出て歩いていくと、大きな通りにぶつかり、左へ横断歩道を渡る。そのまままっすぐ進もうとしたら、その角のビルにバスセンターと出ている。ここかなと思ってその大きなビルに入るが、ここからも地方行きのバスが出ているだけで、空港行きはない。
そのまま外へ出ると、最初のバスセンターの向かいだった。
う〜ん困った。今どこにいるのかもよく分からない。
周辺地図がないかと探したら、先ほど渡った横断歩道の近くにあった。でも、全然位置関係が掴めない。ガイドブックの地図を見比べても分からない。
三越は分かるのだけれど。そうこうしていると、空港行きのバスが通った。もしかしたら、バスの行った方に進めばと、三越の前を過ぎ、工事中の歩きにくい歩道をスーツケースゴロゴロ転がして、ありました、ありました。全然目立たない建物でした。う〜んMRT降りて35分もかかった。
さっそくチケットを買い、直ぐにバスに乗車。14時発125NT$。
バスに乗ったら流石にほっとしてしまい、止まっていたホテルの交差点を過ぎた辺りから、ウトウトと寝る事に。
起きたら桃園市で空は曇っていた。どんどん郊外に出て、台北桃園国際空港へ。
15時25分バスは第1ターミナルに止まる。
韓国のビジネスマンだろうか、十数人がワゴン車から大きな段ボールを降ろし、カートに乗せている。こんな風景を見ると、別送すればいいのにといつも思う。
空港内に喫煙スペースがないとたまらないなと思いながら、外の喫煙スペースでタバコを吸い、人が少ないうちにとチェックインすることに。
キャセイのチケットカウンターは今度はそう多くはなかった。出国審査もスムーズに終わり、残った台湾ドルも円に交換。

台北三越らしい。当然私には用はなかった。

台湾やきそばと、台湾ビールのさよなら台湾タッグチーム。

3万円両替していたが、結局は1万3,500円しか使っていなかった。
さて、ゆっくり食事をしようと、ターミナルを歩き出す。
さすがに腹が減っていた。お粥2杯と、サンドイッチ1個しか食べていないから。
しかし、国際空港の割にはあまり店がない。第2ターミナルまで歩いていき、レストランとかかれた看板を見つけ、階段を上がると、各航空会社のラウンジばかりがあり、片隅に中華の屋台を模したような、フードコートがあった。
しかし、閉まっているわけではないけれど、客も一人二人で、屋台もひっそり。時間も悪いのだろうけれど。
さて、どうしたら注文できるのかと思案していたら、白人の兄ちゃんが、入り口のカウンターで注文を始めた。
ここで注文すれば、各屋台で作ってテーブルまで持ってきてくれるようだ。
本当はピザとか食べながらゆっくりビールを飲みたかったのだけれど、そんなものはない。結局台湾やきそばと、台湾ビールのさよなら台湾タッグチームを注文する。140NT$。

両替できなかった小銭では足りず、カードで払う。焼きそばは、多量に作り置きした鉄板の上のものを、温めてくれただけ。味も記憶に残るものではなかった。
そのあとも、ターミナルを第2から第1へと歩き回るが、思った通り喫煙スペースはなかった。残念。
17時50分台北桃園国際空港発。チキンのホワイトソースかけかなにかの機内食と、アサヒスーパードライを飲んで、20時55分(台湾時間だと19時55分)に福岡空港到着。
帰りはジェット気流の関係で35分程飛行時間が短い。入国審査も税関も問題なくパスして、空港から出る。
やっとタバコが吸える。
空港連絡バスを待つ間に自宅へ電話。今回1回も自宅に連絡を入れてなかった。ケチケチし過ぎたかな?コンビニでお菓子を多量に買った他はお土産も買わなかったし…。
国内線ターミナルへバスで移動して、地下鉄に乗り換え、自宅には22時前に到着。
これで3泊4日の台湾鳥見旅行終了でした。
 
以下に経費と見られた鳥のリストを掲げます。書籍代を除くと3万円かかっていません。
鳥の方と言えば、44種しか見ていないのは、やはりあまりに少ない感じです。カワビタキ、ベニサンショウクイは見たかったし、ウチワドリなど全然見ることが出来ませんでした。やはり都市公園に偏った探鳥地設定が失敗だったのでしょう。
だから、絶対再度台湾には行ってみたいと考えています。金門島はやはり外せないですね、今度は。
と言うことで、長々と綴ってきましたこの探鳥記も、ここで終わらせて頂きます。

今回の経費
●事前資料(ガイドブック、図鑑)7,275円
●地下鉄(室見〜福岡空港往復)600円
●飛行機料金(福岡〜台北往復)0円(JALのマイレージ)
●空港税等5,005円
●ホテル代(3泊朝食付き)12,900円
●現地での食費交通費10,650円
●現地での図鑑代(左記)2,850円
●空港にてカードでの食事代394円
計39,674円

見られた鳥(上の台湾野鳥図鑑の掲載順)
ゴイサギ
ズグロミゾゴイ
アマサギ
コサギ
ダイサギ
アオサギ
アフリカクロトキ
マガモ
カルガモ
ハシビロガモ
コガモ
オナガガモ
カンムリワシ
タイワンオオタカ
ツミ
バン
セイタカシギ
アオアシシギ
カノコバト
キジバト
ベニバト
カワセミ
ゴシキドリ
ヒメアマツバメ
イワツバメ
リュウキュウツバメ
ハクセキレイ(ホオジロハクセキレイ)
キセキレイ
シロガシラ
クロヒヨドリ
アカモズ(シマアカモズ)
カワガラス
ルリビタキ
ジョウビタキ
シキチョウ
ルリチョウ
シロハラ
メボソムシクイ
クロエリヒタキ
メジロ
アオジ
スズメ
ジャワハッカ
オウチュウ
ヤマムスメ
タイワンオナガ
カササギ
ハシブトガラス
以上48種。新規11種。

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