1.今回の旅について

毎年夏になると家族旅行をするのだが、今年は久し振りに海外に行こうと妻が言い出したのは5月下旬。長男が二十歳になり、もう家族とは一緒には行かなくなるだろうと言うことで、長男と3回も行ったグアムに行きたいと言う。私達夫婦にとっては新婚旅行で行ったグアムが最初の海外旅行地であったので、想い出も深く、次男は1才の時にしか行っていない為記憶にないので最適かなと思えたし、鳥見的にもグアム自体は面白くないけど、ロタに日帰りで飛べば良いからと乗り気だったのだが…。なかなか金銭的もビビっとくるツアーパンフが見つからない。長男も自動車学校に夏休みに通う必要があり、あまり乗り気の雰囲気でもない。そうこうしているうちに6月下旬となり、慌てて他の候補地も当たることになる。12年前に一度行ったタイのプーケットのツアーで手頃なものを発見。7月中旬になって急遽プーケットに決定する。ああ、いい加減だないつも。
 
決めたツアーは、ホテル滞在型のツアーで、古くから開けたバトンビーチのダイヤモンドクリフホテルに泊まるもの。前回は一つ北側のバンタオビーチのシェラトンラグナに泊まったので、回りに街はなく、それはそれで面白かったのだが、今回は街歩きも楽しみの一つになる。
 
で、鳥見はどうするかと考えてネットで調べてみるに、皆半島のクラビで鳥見している。ホテルからは乗り継いで4時間ほどか。小学生の次男を連れた家族旅行ではそうそう勝手に鳥見の時間を取るわけにもいかないので、今回はおとなしくホテル周辺で鳥見をすることに。まあ、雨期で天気も良くないらしいし(前回は3月の乾期だった)、冬鳥にはもちろん早くて留鳥しかいない事も分かっていたから、期待は出来なかったのだが…やっぱり少しは淡い期待を持ちつつ、急いでタイの図鑑をアマゾンで探す。しかしタイ1国の図鑑は見つからず、東南アジア全体の図鑑が1冊、どうにか旅行前に手に入る。図版と解説が離れており、分布は文字で書いてあるのみなので、どんな鳥がプーケットでこの時期見られるか、なかなか分からない。プーケットはこの図鑑ではタイ南部の地区になるようで、思ったより少なそう。ということで、鳥見のテンションはぐぐっと下がってしまった。
まあ、ホテルでのんびり普通種を見よう!と思った次第。
と言うわけで、探鳥記にはなりませんが、家族旅行等でプーケットのパトンビーチへ行かれる事があれば、少しは役に立つかな?と言うくらいのものです。

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