2001年北海道の旅
1.準備 根回し編
「北海道へ鳥を見に行きたい」という希望は、まあ鳥見をしている人は誰でも持つものでしょう。
「エトピリカを見たい」とか、「是非シマフクロウを」とか言う方も多いでしょう。そんな北海道でしか見られない鳥も沢山いるし、他の地方に比べて北海道ではかなり見やすい鳥も多くいます。
私が北海道に鳥見にいきたい理由はそんなところです。って、理由になっていない?
とにかく鳥が見れれば良いのです。
鳥見を始めて1年で200種を制覇すると言うのが、私の密かな野望だったのですが、まだ、167種(6月14日現在)だから、33種足らない。
それなのに福岡は梅雨だし、このところ種類は少ないし、でかければ目的の鳥には降られる。自宅にいれば、それ相応の雑事があって鳥見三昧はできない。
まあ、鳥見三昧をしたいというのが目的かな。当然200種にどれだけ近付けるかというのもあります。
そう言うわけで、梅雨がなく、福岡では見られない鳥が見られる(かもしれない)北海道が目的地となったわけです。はい。
 
目的地が決まったからと言って、すぐに行動できないのが妻子持ちの悲しさで、まずは根回しを。
 
1.まずは家族で行こうとさそう。
「6月の北海道はいいよ、梅雨がないし、花も咲き乱れているし…」
当然妻は仕事を休めないから、夏休みにしましょうと言う。妻は夏休みにどこかにいきたいのだ。分かっているが、夏休みでは遅すぎる…
「夏休み時期は、花も終わっているし…」
と、夏休みの旅行とは切り離し、別の案件として記憶させる。
 
2.次に次男の子守の負担を減らす努力をする
「それじゃあ、星彦(3歳)と二人で行こうかな。2日くらいだったら大丈夫だよね」
当然妻は無理じゃないという。どう考えても夜泣かれるのにきまっている。
 
3.それでも一人で行くのは気がひけるそぶりをする。
「それじゃ鷹彦(中3)と行くか。そのころは試験はないよね」
実は長男と香港返還前に二人で旅行した事がある。
妻は無理じゃないと冷たく言う。本人も学校を休んでまで父親につきあう気はないらしく、乗り気じゃない。
 
4.仕方なく一人で行くかと呟く
妻はさほど怒ったふうもなく、止めても行くんでしょうという感じ。
 
5.だめ押しで、さり気なく飛行機のチケットを取った話をする
妻は切り返しにマッサージ機購入の話をする。妻は頑固な肩凝り持ちなのです。
これでバーター成立!
 
という根回しを経て、晴れて計画が前進したわけです。

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