野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.18 No.32
2018年09月15日
発行:室見川の野鳥

 まだまだ暑い!!
 シギチ渡っています!!

久しぶりにヨーロッパトウネンに出会えました。悩まなくていい個体は良いですね。
福岡の夏の風物詩、8月1日の大濠花火大会の終了のニュースが流れました。私自身の大学生の時に再開された花火大会なので、一度も行ったことがなかったのですが、福岡育ちの子供たちはワクワクしたものがなくなった感じがしたかもしれません。
 
シギチはまだ渡っています。 私は20世紀の鳥の事は自分の目では知らないですが、この10年でシギチドリの渡来数、越冬数に関しては明らかに減っていると言えます。それは農政の変更による休耕田の減少のほかに、今津水処理場の建設や九大伊都キャンパス移転に伴う都市開発も大きく影響していると思えます。なにせ、拙図鑑で写っている鳥たちの背景の多くが、今は建物やグランド等の変わっています。餌場や休息場がないということは、当然鳥は少なくなりますよね。
そんな中の秋のシギチシーズンだったのですが、なんか今年は結構色々出ている気がします。あまり見に行くとは出来ていないのですが、今津(厳密には違いますが)某所以外にも、以前ヨロネンを見た水田が、今年も何故か水の入った休耕田になっていて、またヨロネンが見られました。コオバシギ、アメリカウズラシギ、ツバメチドリ、アカエリヒレアシシギ、キリアイ、サルハマシギ等も見られました。結構久しぶり満載です。
ツバメチドリも久しぶりでしたが、近くないし、メラメラでした。 人が多いと、近くに来る迄待つ体力がないです。
 
アカエリヒレアシシギ幼羽も久しぶりでした。雨覆に灰色の冬羽が出始めています。