野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.18 No.20
2018年06月03日
発行:室見川の野鳥



 6月になってしまいました!!
 梅雨は中休みかな?!
今年もどうにかアオバズクが見られました。身近で見られる個体は少なくなりましたね。
先週に続いて、とにかく時間が過ぎていきます。もう6月ですよ!!わかっているのですが…。
 
そんな中でもホトトギスは鳴いています。トケン類の托卵方法をよく知らないのですが、ホトトギスの雄が鳴きながら飛び回り、托卵対象のウグイスを警戒させ、巣に戻るところを、ホトトギスの雌は黙ってじっと見ているんでしょうね。雄の鳴き声が遠ざかり、安心したウグイスが巣から離れた隙に、ホトトギスの雌は卵を産みこむのでしょうね。時々2羽で飛んでいるところを見ますが、その時は托卵して場所を移動している所なのでしょうね。
平地でギチギチとモズの鳴き声を聞いて、もしかしてアカモズ?それともチゴモズと期待したのですが、唯モズも巣立ち雛でした。ツバメにスズメ、ホオジロと巣立ち雛を多く見かける季節です。彼らは2回目の繁殖を始めようとしているのに、ヤイロチョウ等ように、やっと繁殖にやってくる種があるというのが、不思議ですね。
アオバズクの繁殖状況をちょいと3か所見て回りましたが、姿が見られたのは1か所だけでした。他の2か所はカラスの巣がアオバズク営巣木周辺で見られました。カラスが強いのでしょうね。
モズ巣立ち雛。親の後を追っていました。
 
巣から出たばかりのホオジロ巣立ち雛。道路から早く逃げなさいと、親が周りで飛び回って、やっと脇の藪に移りました。